ミネラル豊富な優秀食材、高野豆腐
高野豆腐は言わずと知れた大豆製品。凍豆腐(こおりどうふ/しみどうふ)とも呼ばれています。大豆は畑の肉とも呼ばれ、栄養成分が多様に含まれています。
高野豆腐の約半分はタンパク質からなり、体を構成する重要な栄養素です。動物性タンパク質に比べて低カロリー高タンパク。ダイエットの強い味方といえるでしょう。しかも、レジスタントプロテインという、デトックス効果が期待されるタンパク質が豊富です。
そして三分の一は脂質です。その約8割が、ハリのある美肌を作り、血行を促進して冷え性改善に効果的とされる良質な油、不飽和脂肪酸です。
さらに鉄、マグネシウム、カルシウム、亜鉛といったミネラルや食物繊維が豊富ですが、どれも摂取量が不足しがちと言われているので、意識して補いたいところです。
他にも大豆製品特有の栄養素として、脂肪の代謝を高める大豆サポニン、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボン、肌荒れの改善に効果があると言われるレシチンが含まれています。
簡単すぎてコツいらず。手軽な高野豆腐のアレンジレシピ!
高野豆腐の良さは分かったけれど、それでも一度戻してから絞って切って…って意外と手間!と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方にはあらかじめ程よいサイズに切ってある《刻みこうや》や、さらに小さくなっている《極小こうや》がおすすめです。これだとお麩のようにお味噌汁にポンと入れるだけ、炊き込みご飯で一緒に炊くだけで嵩増し&糖質オフできるので、ひと手間省けて簡単に栄養価がアップしますよ。
離乳食としても、すりおろして加熱すれば初期(5~6カ月)からOK。とろみもついて食べやすくなり、赤ちゃんにタンパク質を摂らせたいママにもうれしい食材です。
また大人でも子どもでも共通しておすすめなのが、ハンバーグのつなぎや具として混ぜ込む方法。すりおろした粉末状ならつなぎに、刻みこうやなら食感が楽しめます。変わり種としては、麻婆豆腐の豆腐の代わりに高野豆腐を入れてみても。高野豆腐が水分を吸うので、時間が経っても水っぽくなりませんよ。ここに定番の卵とじや唐揚げのレシピも加えたら、高野豆腐で一週間まわすことも可能ですね。
いかがでしたか?体にいいことだらけの食材、高野豆腐。ぜひあなたの食生活にも取り入れてみてくださいね。