はちみつを取り入れる際の注意点
体によいはちみつですが、取り入れる際は下記に注意しましょう。
食べすぎない
はちみつは食べすぎるとカロリーや糖質を摂りすぎてしまいます。
ダイエットのつもりがかえって太ってしまったり、糖尿病などの病気の原因のひとつになったりすることもあります。
適量をお伝えするのは難しいのですが、多くても1日大さじ1杯以下にした方がよいでしょう。
砂糖などからとる糖分の量は、WHOの推奨では1日25g以下とされており、はちみつ大さじ1強の量にあたります。
はちみつのほかに、ジュースなどの甘い飲み物やお菓子、菓子パン、砂糖を加えた煮物などを食べる場合は、はちみつの量をさらに減らす必要があるため、注意しましょう。
1歳未満の乳児には与えない
1歳未満の子どもは乳児ボツリヌス症にかかる場合があるため、はちみつを絶対に与えてはいけません。
はちみつには、ボツリヌス菌という細菌の芽胞が含まれていることがあります。
腸内環境が整う1歳以上であれば問題ないのですが、1歳未満はまだ腸内環境が整っていないため、腸内でボツリヌス菌が増殖してしまいます。
「はちみつは抗菌作用があるのでボツリヌス菌の心配はないのでは?」と思うかもしれませんが、芽胞の状態(熱に強い殻のような状態)ではちみつの中で生き残ることができるのです。
乳児ボツリヌス症は、便秘、ほ乳力の低下、元気の消失、泣き声の変化、首のすわりが悪くなるなどの影響を起こすことがあり、死亡例も報告されています。
1歳未満の子どもには、絶対に与えないようにしましょう。
※参照:厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」
はちみつはうれしい効能がたくさん!
今回の記事では「はちみつの効能」について、管理栄養士が解説しました。
はちみつは古くから薬としても使われているように、抗菌・抗炎症作用や、免疫機能の維持、美肌づくりなど、さまざまな効能が期待されています。
食べすぎには注意して、さまざまな取り入れ方ではちみつを活用してくださいね!
配信: トクバイニュース