自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?

第1回 写真家の川野恭子とむらいさちのワンポイントレッスン
家族や子どもたちと過ごした夏の思い出はステキに残せましたか? もしかしたら「ステキな場所に行ったのに良い写真が撮れなかった」という方もいるのではないでしょうか。そんな方は必見! 誰でも簡単にきれいな写真が撮れるコツを教えちゃいます。シルバーウィークのお出かけに向けて、ステキな写真の撮り方をマスターしましょう。

◆「構図」の使い方を知って、思い出をステキに残そう!◆

構図とは「被写体(自分が撮りたい場所やもの)を写真のどこに配置しようか」と考えること。実は、いくつかある簡単なコツを守れば、誰でもステキな写真を撮ることができるのです。写真を撮りたいと思った景色や被写体を見つけたら、すぐにシャッターボタンを押したくなりますよね。でもちょっと待ってください。深呼吸して、構図のコツを思い出してからシャッターボタンを押してみましょう。構図に当てはめるだけで、簡単にセンスの良いステキな写真が撮れてしまうのです。ぜひ、構図をマスターしてみましょう。

●縦写真、横写真を使い分けよう

カメラやスマートフォンを縦に構えるか、横に構えるか、それだけでも写真の印象は変わります。構図を考える基本になりますので、特徴を理解しておきましょう。

【横=景色の広がりや、空気感がつたわる】
左右の広がり感を与えたり、空気感を伝えたりすることができます。

フォトコレ

【縦=高さや奥行き、主役の存在感がつたわる】
上下に伸びる印象を与えたり、主役の被写体に視線を集めたりすることができます。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?

【ましかく=かわいい】
Instagramなどではおなじみの形です。ましかくで撮ると、どんな被写体でもオシャレでかわいい印象になります。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?

●きれいな写真を撮る構図のコツ

構図の考え方はとても簡単です。シャッターボタンを押す前に、構図のコツを思い出して被写体を配置してみましょう。

【左右にずらす】
主役を左右に少しずらして写真を撮ると、自然な余白ができてバランスよく仕上がります。この作品も、標識を画面の左にずらしたことで、余白に北海道の風景が広がり、旅の雰囲気をだしました。 人物や花、スナップやごはんなどどんな被写体でも使える構図テクニックです。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?

【色でうめつくす】
空や海、草原や花畑など、広い風景を撮るときは色のじゅうたんとして考え、主役にしたい色のじゅうたんを画面いっぱいに敷き詰めるとバランスよくまとまります。 この作品も、黄色の花畑で画面を埋め尽くし、少し青空を入れて北海道の空気感を出しました。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?

【まんなかポンもかわいい】
主役を真ん中において撮影すると「わたしを見て!」という声が聞こえてきそうな、印象強い写真になります。 子どもやペット、花など色々なシーンで使えます。 かわいく撮るコツは、主役の大きさを大きく入れ過ぎないことです。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?

【景色にアクセントを】
景色の中に人物や自転車など、アクセントになる被写体を小さく配置すると、かわいらしい印象になります。体にアクセサリーを付ける感覚と一緒ですね。アクセントになる被写体は、背景から目立つ色を選ぶと、かわいさがより引き立ちますよ。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?

【美しい空は画面いっぱい入れよう】
夕日や雲のカタチなど、空が美しいときは、地平線を画面の端に配置し、画面いっぱいに空を入れてみましょう。空の表情の美しさと広大さが伝わる写真になりますよ。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?

●ワンポイントアドバイス

きょん♪「撮影は1回撮ったら終わりにするのではなく、縦位置で撮ったり横位置で撮ったりと、色々な構図を試してみましょう。地平線や水平線の位置を意識しながら撮ると、さらによい写真になりますよ。

むらいさち「主役の被写体だけでなく、背景にも意識を向けてみましょう。青空や、花畑などカラフルな色を背景に選ぶと、華やかできれいな印象の写真になります」。


◆撮った写真はプリントしよう◆

スマートフォンのおかげで、いつでも気軽に撮影できるようになりましたが、その撮りたまった写真、プリントしていますか?画面の中だけでなく、フォトブックやプリントなど、手に取れる形で残すと、宝物のように愛着が湧いてくるから不思議です。フォトコレクションプラスなら、月額280円でフォトブック1冊かL判プリント30枚を作れるので、宝物が毎月増えていく楽しみを味わえます。家に飾ったり、おじいちゃんおばあちゃんに贈ったり…と、思い出を見える形で共有するのも良いですよね。素敵な写真が撮れたら、ぜひ形に残してみてください。






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川野恭子(きょん♪)
川野恭子(きょん♪)
写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。
写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。
むらいさち
むらいさち
沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。広告写真家の助手後、ダイビングやリゾート雑誌を出版している出版社のカメラマンとして、日本をはじめ世界の海へ訪れる。その後独立。現在は広告や雑誌の撮影を中心に活動。海だけに限らず世界のありとあらゆる場所で「しあわせのとき」をテーマに撮影を続けており、一年の多くを取材先で過ごしている。著書は写真集『きせきのしま』(小学館)、『LinoLIno』『ALOHEART』(LifeDesignBooks)、『FantaSea』(BUNKADO)。共著『よるのこどものあかるいゆめ』(作: 谷川 俊太郎、写真: むらいさち、 マイクロマガジン社)、『光と色の写真の教科書』(技術評論社)、トラベルマガジン『LUKETH』など多数。
沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。広告写真家の助手後、ダイビングやリゾート雑誌を出版している出版社のカメラマンとして、日本をはじめ世界の海へ訪れる。その後独立。現在は広告や雑誌の撮影を中心に活動。海だけに限らず世界のありとあらゆる場所で「しあわせのとき」をテーマに撮影を続けており、一年の多くを取材先で過ごしている。著書は写真集『きせきのしま』(小学館)、『LinoLIno』『ALOHEART』(LifeDesignBooks)、『FantaSea』(BUNKADO)。共著『よるのこどものあかるいゆめ』(作: 谷川 俊太郎、写真: むらいさち、 マイクロマガジン社)、『光と色の写真の教科書』(技術評論社)、トラベルマガジン『LUKETH』など多数。