沖縄旅で出合った私のとっておきごはん~後編~

沖縄旅で出合った私のとっておきごはん~後編~

旅は非日常の時間と空間の中でいつも素晴らしい出会いや経験、きっかけを与えてくれる私にとって大切なもの。このコラムでは暮らすように旅しながら出合った世界のおいしいものや暮らしのスタイル、そしてとっておきのごはんについてご紹介します。今回は沖縄編・後編。沖縄北部と中部を旅して出合った素敵なお店や観光スポットをご紹介します。

予約して訪れたい、沖縄北部の素敵なカフェ

Awayk

今帰仁村にある「Awayk(アウェイク)」は、美しい海と森を眺めながら地産地消のおばんざい定食やデザートを楽しむことができるお店。

店名のAwaykは、喧騒から離れた(Away)場所で、新たな感覚や価値観を目覚めさせる(Awake)という意味の造語で、ここでしか味わえない食と空間が提供されています。

小麦粉と黒糖で作られる沖縄の伝統的なお菓子、ポーポーに紅芋アイスが添えられたデザートを「LEAVES COFFEE NAKIJIN」のおいしいコーヒーとともに。

8時から営業されていて、土鍋で炊き上げたごはんと味噌汁、彩り豊かなおばんざいメニューを朝からしっかりいただけるのも魅力。ぜひ予約してお出かけください。

波羅蜜・PĀRAMITĀ

今帰仁村ののどかな場所にある「波羅蜜・PĀRAMITĀ(パラミータ」」は、フードコーディネーターの根本きこさんとご主人が営むカフェ。

正面に飾られている大きな絵画が印象的な店内には、窓からやさしい光が差し込んでいて、とても心地よい雰囲気を醸し出しています。

ランチは日替わりのお昼ごはん「きょうのひと皿」と自家製サンドイッチが4種類。この日のひと皿には新じゃがコロッケ、ビーツポタージュ、ブロッコリー粒マスタードマリネなど野菜をたっぷり使ったお料理に無農薬米ヤーマンライスが添えられていました。

固めのカスタードプリンに沖縄県産レモンの皮を漬け込んだ泡盛の風味が香るカラメルプリンは、酸味と苦味のバランスが絶妙で、生クリームと一緒に食べるとその味わいがさらに際立ち、おいしくて思わず笑顔に。

ずっとずっと行ってみたかったお店は、またいつか訪れたい、大切な場所になりました。

一度は行きたい、沖縄北部の観光スポット

古宇利島

古宇利島は、沖縄北部にあるエメラルドグリーンの海に囲まれた小さな島。屋我地島との間にかかる古宇利大橋を渡って、沖縄本島から車で行くことができます。

透明度が高い海の間を車で走り抜けながら、両サイドに見える景色は見惚れてしまうほどきれいで、その素晴らしい光景は今でも心に刻まれています。

ティーヌ浜にあるハートロックは、海から突き出した岩が何百年、何千年もの波の浸食によってこの形になったといわれる自然岩。観光名所となっており、冬の時期でしたが海辺から望む絶景を多くの人々が写真に収めていました。

大石林山

やんばる国立公園にある大石林山は、澄み切った空気の中で雄大な自然が織りなす絶景を楽しみながら散策できる、知る人ぞ知るパワースポット。

奇石・巨石コース、美ら海展望台コース、バリアフリーコース、ガジュマル・森林コースがあり、世界最北端のカルスト地形、切立った岩が林立する絶景、巨大なガジュマルや6万本のソテツ群落などそれぞれ見どころ満載です。

こちらは美ら海展望台コースにある生まれ変わりの石。3回くぐると新しく生まれ変わると伝えられています。

沖縄本島最北端の辺戸岬をはじめとして、天気がいい日には22km離れた奄美群島の与論島や沖永良部島まで一望できる美ら海展望台。

やんばるの雄大で神秘的な自然をからだいっぱいに感じながら、ここにしかない魅力にたくさん出合うことができる、一度は訪れたいとっておきの場所てす。

今帰仁城跡の桜

日本で一番最初に咲く、沖縄北部の寒緋桜。1月後半には満開を迎え、初めて訪れた世界遺産の今帰仁城跡ではちょうど桜まつりが開催されていました。

ライトアップされた寒緋桜はとても幻想的で言葉を失う美しさ。冬に咲き誇る沖縄の桜は力強く、凛としていて、春に咲く桜とはまた違った趣があり、この季節にまた訪れたいと思わせてくれるような心に残る情景でした。