ライコミさんは、「妻の鏡」と周囲から一目を置かれるほど家庭に尽くす母親のもとで育ちました。「あなたはママの大事な宝物よ」といつもやさしい言葉をかけてくれる母親のことが大好きだったライコミさん。大人になってもその思いは変わっておらず、ほんのささいなことでも母親にアドバイスを求め、母親が喜ぶ選択をすることが当たり前のようになっていました。
幼いころから母のよろこぶ笑顔が大好きだったライコミさん。そんなライコミさんは小さいころから母親のようになりたいと頑張りますが……。
お母さんに認められないとダメ…
ライコミさんの父親が亡くなったときも、母親は「あなたが元気でいてくれたらお母さん幸せよ」と気丈に振る舞います。そんな母親に対してライコミさんも「お母さんが元気なら私も幸せだよ」と返したものの、どこかうまく返事ができていない自覚があったようです。
ライコミさんは、完璧な母の姿を追い求めるあまり、自分でも気付かぬうちに「お母さんに認められないとダメなんだ、もっと頑張らないといけないんだ」と大きなプレッシャーを感じていたよう。
そして、人知れず自分自身の現状に行き詰まりを感じるようになっていました。
母親が何でもできる完璧な人間であることは、メリットしかないようにも思えます。
しかし、娘にとってはそんな完璧な母親の存在そのものが無意識に自分の中に大きくのしかかることにもなってしまうのかもしれません。
母親の完璧さを基準にしてしまうと、ライコミさんの中のハードルもどんどん高くなってしまいます。また、母親と自分を同じように考えてしまうと、きっとどこかで無理が出てしまうのではないでしょうか。
母親を尊敬するのはもちろん素晴らしいことですが、母親は母親、自分は自分と、切り分けて考えるようにすることも大切なことかもしれませんね。
ライコミさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
外部サイト:ほぼ日刊ライコミちゃん(外部リンク)
著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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