京都“小満”ノ彩リ、出逢ウ巡ル。/相国寺
相国寺とは、その歴史は?
写真提供:相国寺
今回訪れたのは、京都五山として知られ通常非公開である相国寺です。14世紀後半、室町幕府第3代将軍 足利義満(よしみつ)によって創建された臨済宗相国寺派の大本山。漢詩に優れた禅僧を多く輩出し、中世文化形成に重要な役割を果たしたとされる“五山文学”の中心地であったともされています。
創建当時は、京都市内の南側に位置する室町一条あたりに総門があり、約144万坪もの寺院敷地があったそう。いく度も焼失と再建を繰り返しており、応仁の乱(1467年)や天文の乱(1549年)で火災に巻き込まれ消失するも、多くの歴史上の人物の助けによって再建されてきました。
火災の影響で創建当時のものは少ないそうですが、現在の方丈や庫裡、開山堂や勅使門などの、相国寺にある多数の仏教建築は、京都府指定有形文化財となっています。
配信: OZmall