ママさんに限らず、「私、人見知りなんです…」と自己紹介、あるいは自己分析する人って、意外と多いのではないでしょうか? ただ、大人の女性の場合、明らかに人見知りに見える人のほうが、じつは稀で、多くの人は周囲から自分が人見知りだと気づかれていない……。だからこそいろんな問題が起きるのだと対人心理カウンセラーの羽林由鶴さんは指摘します。そして、そういう他人との関わりのなかで生じるズレを最小限におさえるため、まずは「人見知りには、大きく分けると3つ型がある」ことを知っておくことが大事なのだそう。
「最初は『ピエロ型』。いつもニコニコ愛想がよくて、ときによっては盛り上げ役までも買って出ることだって……。でも、家に帰ると『あ~あ、今日も大変だったなぁ…』なんて、一気に疲れを感じちゃう。このタイプは最初から自分の人見知りに気づくのではなく、ある日突然、なにかのきっかけで気づいてしまうケースが大半です。
次に『開き直り型』。文字どおり、『どうせ私は人見知りだから』と開き直って、人の輪に入っていこうとしないタイプ。断ることがヘタで、たとえば『こちらにどうぞ』と言われても『けっこうです!』と断ったりしちゃいます。かといって、いつも一人でいることを望んでいるわけではなく、『気づいたら独りぼっち…』『人から性格が悪いと思われたらどうしよう…』などと、つい本音を漏らしながらも、そんな悩みから目をそらそうとします。
あと、もう一つがピエロ型と開き直り型の両方を兼ね備えた『MIX型』。『ここで私から話しかけたほうがいいんだよね? でもなんて言おう…あ、別の人が話しかけちゃった…』と、場の空気はある程度読めて、今なにをすべきかの推測もある程度できるタイプ。しかし、推測ができても行動することができないので、よりいっそう凹んでしまいます。“正解がわかっているのに答えが書けない”ような“もどかしさ”を感じながら、事あるごとに後悔を繰り返します」
さて、自分のことを人見知りだと信じ込んでいるアナタ。思い当たる点は……ありましたよね?