ライコミさんは、「妻の鏡」と周囲から一目を置かれるほど家庭に尽くす母親のもとで育ちました。「あなたはママの大事な宝物よ」といつもやさしい言葉をかけてくれる母親のことが大好きだったライコミさん。大人になってもその思いは変わっておらず、ほんのささいなことでも母親にアドバイスを求め、母親が喜ぶ選択をすることが当たり前のようになっていました。母親からお下がりでもらったカバンが擦り切れてしまったライコミさん。母親に相談したところ買い替えを却下されてしまったため、またもやお下がりをもらうことに。そんな妻を見て「もう我慢しなくていい」と夫のリョウタは言ってくれますが……。
その夜、ライコミさんはなかなか寝付けませんでした。我慢させられたわけではないのに、母親との嫌な思い出が次々と浮かんでくるのです。
母は悪くない。至らない私が悪いだけ
「ずっと言おうと思ってたんだ」と話し合いを始めたリョウタ。
これまでのライコミさんとのやり取りから、母親を支配的に感じていたそう。
「それは私が至らないから。」と反論するライコミさんに、リョウタは続けて、
「義母の行動もすべてが悪いものではなく立派な人だけど、時代も変化しているしライコミも同じにする必要はないんだ」とやさしく諭すのでした。
リョウタが言うように、母親は子どものことを心配することもありますよね。
母親の「幸せになってほしい」という思いが強いからこその言動で、決して支配しようと思っているわけではないはずです。
とはいえ、親の行動が子どもの考えに影響を及ぼしてしまうことは否めません。
ライコミさんの言動には少なからず母親にも原因があるでしょう。
子どもに「失敗してほしくない、恥をかいてほしくない」と親は思うものですが、そんな経験もときには必要です。
ライコミさんもある程度リンを見守ることも大切しながら、子育てしていけるようになることを祈るばかりです。
ライコミさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
外部サイト:ほぼ日刊ライコミちゃん(外部リンク)
著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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