魚料理をもっと自由に「ブリの炙り バルサミコマーマレードソース」 #今井真実さんの思い出レシピ

魚料理をもっと自由に「ブリの炙り バルサミコマーマレードソース」 #今井真実さんの思い出レシピ

先日、魚介類が専門のビストロを訪ねました。めくるめくあらゆる魚料理の数々に、興奮して「こんな食べ方があるんだ」と衝撃を受けました。
家庭で魚料理を作っていると、まず悩むのが付け合わせ。そこのお店では、サーモンのお刺身にこごみをちらしたりとなんとも自由で楽しい。
自分で自分の料理を縛り付けている思い込みってなんなんだろう…とそれからずっと考えています。

話は変わり、私はかつて生のお肉が大好きでした。レバ刺し、ユッケ…メニューにあれば必ずもう、条件反射で注文していたほど。

今はもう食べられるお店が限られてしまい、すっかり縁遠くなってしまいました。あの滑らかでねっとりとした舌触りを思い出し、今はお魚のお刺身でわさびとお醤油だけでない味付けを行っています。新しいお魚の味わいは、肉刺しを食べていた時に感じていたような高揚感に包まれます。


材料(2人分)

  • ブリ(刺身用のサク) 180g
  • 塩 小さじ1/4
  • オリーブオイル 大さじ1
  • バルサミコビネガー 大さじ2
  • 醤油 大さじ1/2
  • マーマレードジャム 大さじ1
  • 万能ネギ 1本

作り方

ブリのサクの血合いを切り取ります。形がいびつになってしまっても大丈夫です。
血合いの風味が大丈夫な方は、一口大に切って長ねぎみじん切りとごま油とお塩と一緒に混ぜると美味しく食べられます。


塩をふり、冷蔵庫で10分ほど寝かせてキッチンペーパーで水気を拭き取ります。



オリーブオイルをフライパンに入れて、中火で熱します。
ブリを入れて、全面にさっと焼き色が付くように焼きます。
焦げ目がつくまで焼くと火が入りすぎるので、さっと白くなれば大丈夫。
手早くお皿に移します。


フライパンの油を綺麗にキッチンペーパーで拭き取ります。


バルサミコビネガーを入れて中火で熱し、ぐつぐつ泡が立つように1分ほどフライパンを揺らしながら酸を飛ばします。


醤油を入れてひと混ぜしたら、マーマレードジャムを入れてひと煮立ちしたら出来上がり。煮詰めすぎてしまったら、後から少量の水を足せば大丈夫ですよ。



ブリを切り分けます。ぼろぼろになりやすいですが、気にしないで。そのまま器に、盛り付けましょう。万能ネギをみじん切りしてちらし、ソースをかけて、オリーブオイル(分量外)を回しかけます。



ブリの照り焼きっておいしいですよね。
お刺身でも甘辛味が合うはず。爽やかな風味に仕立てたくて、バルサミコとマーマレードを使いました。
血合いをしっかり取り除くことで、さっぱりとした綺麗な美味しさにつながります。

おつまみにも、ちょっと豪華な副菜にも。レタスを添えてサラダ仕立てにすると、さらにおかずの雰囲気が出ますね。

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「いつものくらしに、ひとてまかける。」がコンセプト。 伊藤忠エネクス運営のwebメディア「hitotema」です。 お金と時間には限りがあるけど、節約や時短ばかりじゃつまらない。 専門家ライターと食いしん坊な編集部が、日々の生活を彩る情報を届けています。
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