トマトジュースの効果とは?選び方や効果的な飲み方も管理栄養士が解説

トマトジュースの効果とは?選び方や効果的な飲み方も管理栄養士が解説

トマトジュースの1日の適量は?

トマトジュースを毎日飲むなら、1日あたり1本(200ml)ほどを目安にするとよいでしょう。

特に決まった目安があるわけではないのですが、バランスのよい食事の内容がわかる「食事バランスガイド」では、トマトジュース200mlは副菜1皿分にあたるとされています。

副菜は1日5〜6皿分必要とされ、さまざまな種類をまんべんなくとることが大切です。

トマトジュースばかりでは、野菜の摂取不足や栄養バランスの偏りや、カロリーや糖質の摂りすぎも心配です。

栄養バランスを整える意味でも、トマトジュースは1本程度にしておきましょう。

※参照:農林水産省 厚生労働省「食事バランスガイド」

トマトジュースの効果的な飲み方

トマトジュースの効果を高めるには、次の飲み方を試してみましょう。

飲むタイミングは朝がおすすめ

トマトジュースを取り入れるタイミングは、朝がよいでしょう。

一部の研究で、朝にトマトジュースを飲む方がリコピンの吸収率が高くなる可能性があるとされています。

また朝は、食べ物や飲み物により腸が刺激されるため、排便習慣をつけやすい時間帯です。

リコピンや便秘への効果を期待したい方は、朝食のお供にトマトジュースを取り入れるようにしてみましょう。

ちょい足しで栄養価アップ

トマトジュースは「ちょい足し」することで栄養価がアップします。

オリーブオイル、レモン、牛乳などのちょい足しアイテムによる効果と分量を下記にまとめました。

オリーブオイルや牛乳などの脂質を含むものは、脂溶性であるリコピンやβ-カロテンの吸収を助けます。

またレモンはトマトジュースのビタミンCを強化できるため、たっぷりビタミンCを摂りたいときにおすすめです。

料理に使ってもOK

トマトジュースは料理に使ってもOKです。

ミネストローネ、トマトソース、トマト煮、カレーなど、さまざまな料理に活用できます。脂質と組み合わせる料理は、リコピンやβ-カロテンを効率的に摂れるのもうれしいポイントです。

トマトジュースが苦手な方や、そのまま飲むのに飽きた方は試してみてください。