だんだんと気温が上がり、ビールが飲みたくなる時期がやってきました。中にはビールは苦くて飲みにくいというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。今回こちらの記事でご紹介するクラフトビールはビールの概念を覆すような、ジュースのように甘くて飲みやすいビールなど、個性的な商品がたくさんあります。これからクラフトビールを飲んでみようと思っている方や、飲みやすいビールを探している方はぜひ、こちらの記事を参考にしてくださいね。
今や定番となった「クラフトビール」って何?
クラフトビールという名前は知っているけれど、そもそもどんなビールを示すのか分からないという人は多いのではないでしょうか。そこで、まずはクラフトビールとは何かをご説明します。大まかにクラフトビールとは以下の要素を含んでいるビールを表します。
独立している
大手ビールメーカーからは独立してビール製造を行っている
小規模
一回の仕込み量が20キロリットル以内
個性
ブルワリー(ビール醸造所)独自の製造方法をとっていたり、特産などの原料を使用している、個性が引き立った味わいがある
クラフトビールの魅力とは?
クラフトビールが持つ魅力は、種類の豊富さやそれぞれの種類によって味が違うという「個性」にあります。この項目ではクラフトビールの個性である種類と、味の表記や特徴について解説します。
クラフトビールの種類
クラフトビールは原材料や製法、味などによって分類された「スタイル」があり、それらはさらに酵母の種類によって「エール系」と「ラガー系」に分けられます。よく耳にするエールやラガーはビールの種類ではなく酵母の名前を表します。
酵母の種類
クラフトビールのスタイル(例)
味の特徴
エール系
ヴァイツェン、ペールエール、IPA、スタウト、バーレイワイン など
フルーティー、コク深い、個性的な味わい
ラガー系
ピルスナー、シュバルツ、ボック、ヘレスなど
スッキリ飲みやすい
クラフトビールの味を表す3つの表記
クラフトビールの種類別に味の特長をお伝えしましたが、それとは別に味の特性を表す3つの表記があります。メニュー表に記載がある場合、これを理解しているとなんとなくでも味の想像がつきやすいので「思ったのと違う」ということがなく、便利ですよ。
ABV(Alcohol By Volume)
アルコール度数を示す数値。
IBU(International Bitterness Units)
国際的な苦みの単位。数値が高ければ苦みが強くなります。
SRM(Standard Reference Method)
色の濃さを表す。黄色は0~10、オレンジは11~20、黒は21~40+と数値の段階が上がるごとに色が濃くなります。
配信: くらしマグネット