思い出の給食デザートは何ですか?
みなさんは「給食デザート」というと何を思い浮かべますか?
昭和生まれの私は、冷凍みかん、りんごシャーベット、フルーツヨーグルト、フルーツゼリーなどが印象に残っています。
特別なものはなかったけれど、学校で食べると妙においしく感じるんですよね。思い出すと久しぶりに食べたくなってきます。
そこで今回は、そんな懐かしの給食デザートをピックアップ。なかにはその地域だけでしか食べられないものもあります。さて、みなさんの思い出の味はありますか?
もう一度食べたい!懐かしのあの商品
ムース
昭和50年代から九州エリアの学校給食の定番として親しまれているのが、溶けない不思議なアイス「ムース」。
「給食の配膳に時間がかかって溶けても食感が損なわれないようにしてほしい」という学校からの要望を受けて開発されたもので、ぷるぷるとした独特の食感が特徴です。
練乳をベースにしたミルク味がどこか懐かしい味わいで、少し時間をおいてから食べると、やわらかくなってまた違ったおいしさが!
給食ではカップ入りでしたが、1999年からは、市販品としてスタンディングパウチやカップマルチ、バーなどの形態で販売開始。
現在は九州のコンビニエンスストア、全国の量販店等で販売しています。2023年2月13日~は、セブンプレミアムの商品として「イトーヨーカドー」「ヨーク」「ヨークベニマル」での取り扱いがスタートしているので、九州以外でも買えるチャンスがありそうです!
フレンズクレープ
東北地方の給食デザートとして長年愛されている「フレンズクレープ」。
かつては牛さんのキャラクターが描かれたパッケージでしたが、2019年に終売し、現在はパッケージを一新。卵、牛乳、小麦を使用していないので、よりたくさんの生徒が食べられるようリニューアルされています。
国産の米粉を使ったクレープ生地にくちどけの良いクリームがたっぷり。味はヨーグルト風、いちご、みかん、ブルーベリーの4種類があります。
食べ方は半解凍の給食スタイルが定番ですが、凍ったままアイスとして楽しんでもOK! 全解凍すると“ふにゃとろ”っとした食感になるので、好みが分かれそうです。
東北のスーパーなどで買えるほか、オンラインショップもあります。
お米のムースとお米のタルト
福井県では、スーパーや飲食店にも置いてあるほど有名な「お米のムース」。世代によっては、給食デザートとしてもおなじみです。
米粉を使ったほんのり甘いムース生地に、とろ~りなめらかなカスタードソースを絡めていただきます。
給食デザートとして食べていた世代には、ペラペラの紙スプーンも懐かしいですよね。
一方、「お米のタルト」は福井県に限らず、全国的に広く浅く食べられている傾向が。タルト生地とミルクソースに米粉を使い、もちっとした食感に仕上がっています。
どちらも楽天市場などで買えるので、食べ比べてみるのもおすすめです。
とくれんゼリー
神戸っ子なら「懐かしい~!」と盛り上がること間違いなしの給食デザートといえば「とくれんゼリー」。
1974年10月に兵庫・神戸市の学校給食に登場したオレンジゼリーのことで、正式名称を「プデナーオレンジ80」といいます。
このちょっと不思議な名前の由来は、プリンのようなデザートで、果汁を80%使用しているところからきているそう。
各校には冷凍状態で届くので、食べるころには半解凍状態の「シャリっ」とした食感が楽しめたのではないでしょうか。
学校給食ではオレンジのみですが、ほかにもアップル、巨峰、白桃、パイナップルがあり、神戸市のスーパーや飲食店で購入できますよ。
はちみつレモンゼリー
ゼリーは給食デザートの定番で、さまざまな味がありましたよね。なかでも、ニチレイフーズの「はちみつレモンゼリー」が好きだという方もいるのでは?
さわやかなレモンの酸味とまろやかなはちみつの相性がばっちり。半解凍の状態で食べると、ゼリーとシャーベットの間のような食感になるのがまたおいしいんですよね。
店頭販売はしていないようですが、Amazonなどのネットショッピングで購入できます。
配信: おうちごはん