自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?~写真の色編~

第3回 写真家の川野恭子とむらいさちのワンポイントレッスン
ステキだなと思う写真には、「色」が印象的な写真が多くあります。
写真の色はカメラアプリの「フィルター」や「ホワイトバランス」という機能を使って簡単に変えることができます。写真に色をプラスして、みんなに自慢したくなるステキな写真を撮って作ってみましょう。

◆色の持つイメージで思い出をより印象的に!◆

色は人の気持ちやイメージに働きかける効果があります。例えば、暖色系なら「暖かい」、寒色系なら「寒い」、ビビッド系なら「元気がいい」、ふんわり系なら「やさしい」といったイメージです。自分のイメージに合わせた写真にしてみましょう。

たとえば下の2枚の写真、実は同じ場所、同じ時間に撮った写真です。色を変えることで写真の印象が大きく変わりますね。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?~写真の色編~

●色が与える写真の効果

【青系:夢見ごこちブルー】
青は空や海といった水のイメージから、爽やかで涼しげな印象を与えます。また、現実感が薄れ夢見ごこちな印象を作ることもできます。ホワイトバランスで設定するなら、「電球」にしてみましょう。

フォトコレ3

【ピンク系:ロマンティックピンク】
ピンクは花や女性のイメージから、かわいらしさや愛情などの幸せなイメージを与えます。乙女チックでラブリーな印象を作ることができます。ホワイトバランスで設定するなら、「蛍光灯」にしてみましょう。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?~写真の色編~

【グリーン系:穏やかグリーン】
緑は森や草原といった自然のイメージから、心を穏やかな印象を与えます。また、明るい緑色は生命力を感じる印象を作ることができます。ホワイトバランスで設定するなら、ホワイトバランス微調整で「グリーン」を足しましょう。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?~写真の色編~

【イエロー系:ほっこりイエロー】
黄色は光や太陽のイメージから、暖かくほっこりさせる印象を与えます。
また、レトロな印象を作ることができます。ホワイトバランスで設定するなら、「曇り」や「日陰」に設定してみましょう。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?~写真の色編~

【ビビッド系:カラフルで元気】
ビビッド系のフィルターは、元気で活き活きとした印象を与えます。また、色が派手になるので、力強く印象的な写真になります。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?~写真の色編~

【ふんわり系:しっとりファンタジー】
ふんわり系のフィルターは、ベールをまとったようなイメージから、しっとりとした柔らかい印象を与えます。現実感が薄れるのも特徴です。

自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?~写真の色編~

●ワンポイントアドバイス

きょん♪「写真の色を変えるだけで、印象が大きく変わります。上手く撮れなかった…という写真でも、撮影後に色を変えるだけでステキな1枚になることもありますよ。いろいろ試してみてくださいね」

むらいさち「変える色に正解はありません。好きな色を乗せて、自分のイメージを作り上げましょう。ただし、温かい食べ物にブルーなど合わない組み合わせもあるので気をつけてくださいね」

◆撮った写真はプリントしよう◆

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川野恭子(きょん♪)
川野恭子(きょん♪)
写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。
写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。
むらいさち
むらいさち
沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。広告写真家の助手後、ダイビングやリゾート雑誌を出版している出版社のカメラマンとして、日本をはじめ世界の海へ訪れる。その後独立。現在は広告や雑誌の撮影を中心に活動。海だけに限らず世界のありとあらゆる場所で「しあわせのとき」をテーマに撮影を続けており、一年の多くを取材先で過ごしている。著書は写真集『きせきのしま』(小学館)、『LinoLIno』『ALOHEART』(LifeDesignBooks)、『FantaSea』(BUNKADO)。共著『よるのこどものあかるいゆめ』(作: 谷川 俊太郎、写真: むらいさち、 マイクロマガジン社)、『光と色の写真の教科書』(技術評論社)、トラベルマガジン『LUKETH』など多数。
沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。広告写真家の助手後、ダイビングやリゾート雑誌を出版している出版社のカメラマンとして、日本をはじめ世界の海へ訪れる。その後独立。現在は広告や雑誌の撮影を中心に活動。海だけに限らず世界のありとあらゆる場所で「しあわせのとき」をテーマに撮影を続けており、一年の多くを取材先で過ごしている。著書は写真集『きせきのしま』(小学館)、『LinoLIno』『ALOHEART』(LifeDesignBooks)、『FantaSea』(BUNKADO)。共著『よるのこどものあかるいゆめ』(作: 谷川 俊太郎、写真: むらいさち、 マイクロマガジン社)、『光と色の写真の教科書』(技術評論社)、トラベルマガジン『LUKETH』など多数。