自慢したくなる旅写真を撮るプロ技って?~フォトブック編~

第4回 写真家の川野恭子とむらいさちのワンポイントレッスン
旅行中に撮ったたくさんの写真、みなさんはどうしていますか? スマートフォンやカメラに入れっぱなしという方も多いのではないでしょうか。写真は見返すことで思い出になります。旅行の写真をフォトブックというカタチで残してみませんか?
旅行の写真がたくさんあり過ぎて、「どうまとめたら良いかわからない!」という方のために、今回は 写真家のきょん♪さんとむらいさちさんに、フォトブックをきれいにまとめるコツを教えてもらいました。

◆フォトブックにまとめるメリット◆

●思い出を形で残せる

せっかく撮った写真もスマートフォンやカメラの中に入った状態だと「いつでも見ることができる」という安心からか、逆に見返さなくなってしまいます。フォトブックという手に取れる形で残すと、宝物のように愛着が湧いてくるから不思議です。

●写真整理ができる

スマートフォンのおかげで日常的に写真を撮ることが多くなりましたが、「撮った写真を整理したい」と思いつつ写真だけがどんどん増えてしまうことがあります。そんなときおすすめなのが、「定期的にフォトブックを作成する」ということです。例えば、ドコモのフォトコレクションプラスなら、月額280円でフォトブック1冊が作れます。つまり月に1回写真が整理できるのです。フォトコレクションプラスはスマートフォンから簡単に作れるので、自分でプリントしてアルバムを作るという手間がありません。

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フォトブックをまとめるコツ

写真家のきょん♪さんとむらいさちさんに北海道旅行の写真を、フォトコレクションプラスを使ってフォトブックを作ってもらいました。思い出が引き立つフォトブックをまとめるコツをご紹介します。

時系列でまとめる

時系列で思い出の写真を並べてまとめます。ポイントは最初と最後に配置する写真。はじまりを予感させる写真と締めくくりの写真を選んで、中身を時系列でまとめると、ストーリーが感じられ思い出深い内容になりますよ。

きょん♪さんの場合

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『in blossom』 作:川野恭子

この本のタイトルは「in blossom」。花咲く夏の北海道が舞台です。私達が旅で訪れた夕日が綺麗な丘の上で、無邪気に花冠を作る女子大生に出会いました。その光景に自分の青春時代を重ねながら、花咲く北海道をドライブする、そんな思いで写真を選んでいます。

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北海道に来た
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車で出発
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いろいろな景色を見た
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動物にも会った
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車で走り去った

むらいさちさんの場合

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『あのなつのひ』 作:むらいさち

北海道が好きで何度も訪れていますが、毎回美しい景色に出会え、違った発見があります。この夏に出会った北海道の景色と、旅で感じたコメントを入れてまとめました。

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あの夏、僕は旅に出た
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とても広く、彩りのある世界だった
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見たことのない世界があることに、心が躍る
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僕の旅はまだまだ続いていく

ワンポイント

きょん♪「初めてフォトブックを作る方は、時系列でまとめるのがいちばん簡単なのでオススメです。上級者の方は、さらに “お子さんの笑顔”や“家族全員の集合写真”などテーマを絞ってまとめると、より印象深いフォトブックになりますよ」。

むらいさち「フォトブックはコメントも入れられます。写真に、そのとき感じたあなたの気持ちやお子さんの様子などを添えてみましょう。コメントがあると、後で見返したときに、思い出がふり返りやすくなります」。



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川野恭子(きょん♪)
川野恭子(きょん♪)
写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。
写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。
むらいさち
むらいさち
沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。広告写真家の助手後、ダイビングやリゾート雑誌を出版している出版社のカメラマンとして、日本をはじめ世界の海へ訪れる。その後独立。現在は広告や雑誌の撮影を中心に活動。海だけに限らず世界のありとあらゆる場所で「しあわせのとき」をテーマに撮影を続けており、一年の多くを取材先で過ごしている。著書は写真集『きせきのしま』(小学館)、『LinoLIno』『ALOHEART』(LifeDesignBooks)、『FantaSea』(BUNKADO)。共著『よるのこどものあかるいゆめ』(作: 谷川 俊太郎、写真: むらいさち、 マイクロマガジン社)、『光と色の写真の教科書』(技術評論社)、トラベルマガジン『LUKETH』など多数。
沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。広告写真家の助手後、ダイビングやリゾート雑誌を出版している出版社のカメラマンとして、日本をはじめ世界の海へ訪れる。その後独立。現在は広告や雑誌の撮影を中心に活動。海だけに限らず世界のありとあらゆる場所で「しあわせのとき」をテーマに撮影を続けており、一年の多くを取材先で過ごしている。著書は写真集『きせきのしま』(小学館)、『LinoLIno』『ALOHEART』(LifeDesignBooks)、『FantaSea』(BUNKADO)。共著『よるのこどものあかるいゆめ』(作: 谷川 俊太郎、写真: むらいさち、 マイクロマガジン社)、『光と色の写真の教科書』(技術評論社)、トラベルマガジン『LUKETH』など多数。