【映画とごはん】『ウィ、シェフ!』に登場する前菜「ビーツのパイプオルガン」

【映画とごはん】『ウィ、シェフ!』に登場する前菜「ビーツのパイプオルガン」

魅力的なストーリーはもちろん、おいしそうなごはんにも注目して観たい映画を紹介する連載企画がスタート。記念すべき第 1 回は、一流レストランの元シェフ・カティが、強制送還寸前の移民の少年たちに調理を教えるフランス映画『ウィ、シェフ!』。カティの得意料理「ビーツのパイプオルガン」は、シンプルながらもこだわりが光る逸品です!

カティの得意料理「ビーツのパイプオルガン」に注目!

色とりどりのビーツを型抜きして飾りつけた前菜料理「ビーツのパイプオルガン」。カティの得意料理の1つで、ドレッシングにハイビスカス粉と蜂蜜を使うのがカティ流です。

ところが、カティが勤めていた一流レストランのオーナーシェフ・リナは、ドレッシングを「バルサミコ」に替えるよう指示。それを無視したことでリナとけんかになり、カティはレストランを去ることになります。

やがてカティは、施設のみんなと食事をするため、再びリナのレストランを訪れます。前菜として運ばれてきた料理はもちろん「ビーツのパイプオルガン」。

おいしそうに食べる少年たちの顔とそれを眺めるカティのやさしい表情が印象的で、見ているこちらまで笑顔になってしまいます。

カティの自慢の料理はどんな味がするのでしょう?

劇場用プログラムでは、シェフの田中いずみさんが特別にアレンジしたレシピが公開中なので、実際に味わってみたい方は要チェックです!

『ウィ、シェフ!』はまだまだ劇場公開中

ビーツのパイプオルガンをはじめ、セビーチェサラダ、カボチャのポタージュに天ぷらなど、冒頭からおいしそうな料理が続々登場する本作。

移民の少年たちとカティがともに作り上げる料理の数々も大きな見どころです。

カティのモデルは、未成年の移民たちを調理師として育成し、フランスでの安定した暮らしを手に入れさせようと奮闘する実在のシェフ、カトリーヌ・グロージャン。

メガホンを取ったのは、これまでにもフランスが抱える深刻な問題を社会派コメディとして発表してきたルイ=ジュリアン・プティ監督。

フランス料理への情熱と“おいしい!”の一言に心温まる人生賛歌となっています。

残念ながらすでに上映終了してしまっているところもありますが、これから上映される劇場もあるので、詳しくは公式サイトの劇場情報をチェックしてみてくださいね。

作品情報

タイトル:ウィ、シェフ!(原題:La Brigade)
上映時間:97分
製作国:フランス
製作年度:2022年
監督:ルイ=ジュリアン・プティ
キャスト:オドレイ・ラミー、フランソワ・クリュゼ、シャンタル・ヌービル

© Odyssee Pictures – Apollo Films Distribution – France 3 Cinéma – Pictanovo – Elemiah- Charlie Films 2022

配信元

おうちごはん
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食卓アレンジメディア「おうちごはん」は、おうちでごはんを楽しむ方に向けて毎日の食卓が楽しくなるようなアイデアや情報を発信しています。 いつもの「いただきます」を楽しく、ちょっとの工夫でおいしい食卓を。 生活の中にある笑顔を増やし、食卓シーンを彩り豊かにしていきたいと思っています。
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