トマトは夏バテ対策や美肌の心強い味方
夏になると食べたくなる野菜の1つといえばトマト。
あの爽やかな酸味はクエン酸で、食欲増進や疲労回復の効果が期待できます。一方で、トマトには甘みもありますよね。その甘み成分が脳や神経のエネルギー源となり、疲れをリセットしてくれるのだとか。
そしてトマトといえば、あの赤色の正体でもあるリコピン。リコピンは抗酸化作用が強く、シワやシミの原因となるメラニンの発生を抑える効果が期待できます。夏の紫外線ダメージを受けた肌にはうれしいご馳走といえそう。
この夏はトマトを味方に付けて、暑さに負けない身体と美肌づくりを目指しませんか? 毎日食べても飽きない、おいしい食べ方をご紹介します!
今日はトマトで何を作りましょう?
アボカドとトマトのカプレーゼ
トマト、モッツァレラチーズ、バジルの3つの材料で作るイタリア発祥のサラダ「カプレーゼ」。赤、白、緑はイタリア国旗の色と同じで、彩りが美しい料理です。
基本のカプレーゼもいいけれど、ほかの食材を使ってアレンジするのもおすすめ。トマトと相性の良いアボカドなんていかがでしょう?
美味しそうな真っ赤な明野トマトと
アボカド、モッツァレラチーズ
砕いたアーモンドとバルサミコ酢
塩、黒胡椒、オリーブオイル
イタリアンパセリもパラパラ
イタリアンカラーなカプレーゼになりました
トマトの酸味にアボカドの濃厚でクリーミーな味わいがベストマッチ。バルサミコ酢の芳醇な香りや砕いたアーモンドの食感も良いアクセントになりそうですよね。
ほかにも、トマトをミニトマトに替えたり、チーズの替わりにお豆腐を使ったりと、お好みの食材で作ってみてはいかがでしょうか。
焼き茄子のトマトサルサマリネ
茄子はトマトと相性抜群。暑い日は、この2つでおいしい冷菜を作ってみませんか?
まず、フライパンで茄子を焼きます。同じフライパンでトマトを焼き、ボウルに移したら玉ねぎやにんにく、レモン汁、唐辛子などと合わせてサルサソースに。それを焼いた茄子にかけて、冷蔵庫で冷やせば出来上がり。
すぐに食べてもおいしいけれど、1時間以上マリネすると味が染みて、さらに味わい深くなるそう。
そのまま食べるのはもちろん、素麺にのせたり、豆腐の薬味にしたりとさまざまな楽しみ方ができますよ。
揚げ出しトマト
トマトを煮たり焼いたりしたことはあっても、揚げたことはなかなかないのでは?
水分の多いトマトを揚げたら油はねしそうな気がしますが、これが意外と大丈夫。トマトの周りが香ばしく色づく程度にさっと揚げるのがポイントです。
器に盛ったらお湯で希釈した麺つゆをかけ、お好みで大葉やネギを散らせば「揚げ出しトマト」の出来上がりです。
揚げたトマトはとろ~りジューシーになって甘みも増し、生のトマトとはひと味違うおいしさ。ちょっぴり上品なおつまみや副菜として活躍してくれること請け合いです!
蒸し鶏とトマトのカルパッチョ風
電子レンジでチンした鶏むね肉に、トマト、パプリカ、玉ねぎを加えたマリネ液をかけ、冷蔵庫で2時間以上冷やしたら出来上がり。
しっとりやわらかな鶏むね肉に、トマト、パプリカ、玉ねぎの風味と食感が楽しいマリネ液がじゅわ~っと染みてさっぱりとしたおいしさに。
サラダ感覚で味わえて、ワインにもぴったりです。見た目も華やかなので、夏のおもてなし料理にもぜひどうぞ。
サンラー風トマたまあんかけ
夏は、酸味と辛味が効いた料理が食べたくなるという方も多いのでは。
こちらの「サンラー風トマたまあんかけ」は、まさにそんな気分にぴったり! ふわふわの半熟炒り卵と加熱して旨みが増した焼きトマトに、甘酸っぱいあんをたっぷりかけた一品です。
ラー油をたらしてピリ辛にすれば、食欲がどんどん増して、食べる手が止まらなくなりそう。パパっと作れるので、あと一品というときにもおすすめです。
鶏むね肉のトマたまチリソース炒め
ごはんにがっつり合うおかずなら「鶏むね肉のトマたまチリソース炒め」で決まり!
ごま油の香るピリ辛だれが食欲をそそり、トマトの酸味が爽やかです。トマトは崩れやすいので、熟し過ぎていないものを使うのがおすすめですよ。
鶏むね肉もやわらかな仕上がりで、トマトと卵のとろとろ食感もたまりません! ごはんがどんどん進んでしまうこと間違いなしです。
牛肉とトマトとクレソンのオイスター炒め
トマトと牛肉は、それぞれの栄養素の不足を補ったり、吸収を促進したりする成分を持つ、相性の良い組み合わせ。そこに肉料理と相性の良いクレソンをたっぷり入れて炒め物に。
牛肉の旨みと、トマト、クレソンの爽やかさが口の中で渾然一体となって、おいしく食べられます。
クレソンは苦みがありますが、炒めると苦みが和らいでカサも減るので、たっぷり入れて作ってみてはいかがでしょうか。
配信: おうちごはん