優雅なアール・デコの洋館で、アートと庭園の美しさにうっとり。目黒「東京都庭園美術館」

優雅なアール・デコの洋館で、アートと庭園の美しさにうっとり。目黒「東京都庭園美術館」

目黒の東京都庭園美術館の見どころをご紹介。邸宅内の装飾やコレクションも宮家にまつわるものやアール・デコの名品が多く、建物は歴史的建造物として国の重要文化財に指定されているほど。東京都庭園美術館のアクセスやランチにぴったりなOZ厳選レストランも要チェック

建物自体が美術品。アール・デコの名品コレクションも多数

東京都庭園美術館 本館 大客室と香水塔

朝香宮邸は1910~30年代にかけてヨーロッパで流行したアール・デコと呼ばれる装飾様式が建物内外に取り入られていて、建物自体がひとつの美術品でもある。東京都庭園美術館として一般公開されたのは1983年(昭和58年)。現在はアール・デコをはじめとした装飾美術をメインに、展覧会を年に4回開催している。

所蔵品はアール・デコの名品や、肖像画や彫像など朝香宮家にまつわるコレクションなどが多数揃う。

蓋付壺《ラパンNo.21》アンリ・ラパン、セーヴル製陶所(窯)デザイン:1925年頃/制作:1927年

写真はコレクションのひとつで、画家、室内装飾家、デザイナーのアンリ・ラパンがフランス旧王立窯「セーヴル製陶所」で制作した蓋付壺《ラパンNo.21》。アール・デコの名品に包まれた美しい暮らしに憧れる。アンリ・ラパンは、朝香宮邸の内装にも携わっており、上の写真に写る香水塔や家具のデザイン、室内の壁画を自ら描いた。それらも館内で見ることができる。

都心とは思えない緑豊かな庭園にたたずむ歴史ある洋館で、美術を優雅に楽しんで。

ミュージアムショップでおしゃれな限定グッズを

マーキングクリップ(3個入り)踊り場の照明 550円/第二階段の丸窓 550円

名品鑑賞の後は、美術館のイメージにぴったりのおしゃれなグッズが並ぶミュージアムショップに立ち寄ってみて。

ミュージアムショップでは、オリジナル商品をラインナップ。旧朝香宮邸の美しい装飾が、キラキラと輝くマーキングクリップに。ゴールドは踊り場の照明、シルバーは第二階段の丸窓をモチーフにデザインされている。

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