感性を高めるアートなカフェや美術図書室も。“普段使い”できる清澄白河の「東京都現代美術館」

感性を高めるアートなカフェや美術図書室も。“普段使い”できる清澄白河の「東京都現代美術館」

清澄白河の東京都現代美術館の見どころをご紹介。現代美術を中心に幅広いテーマ、ジャンルを扱った多彩な展覧会を開催し、常に動き続けるコンテンポラリー・アートを肌で感じることができる。東京都現代美術館のアクセスやランチにぴったりなOZ厳選レストランも要チェック

カフェ&ラウンジや美術図書室などパブリックスペースも充実!“普段使い”できる美術館に

上/Photo: Kenta Hasegawa
下/リニューアル・オープン記念展「MOTコレクション 第1期 ただいま/はじめまして」2019年 Photo: Keizo Kioku

約5700点の収蔵作品を活かしたコレクション展示や、大規模な国際展など、幅広く現代美術に関する展覧会を開催している東京都現代美術館。総数27万冊もの国内最大規模の美術関連図書資料を揃えた美術図書室を備え、現代アートの作家と共同で作品を制作するワークショップや講演会などで美術を広める活動も積極的に展開している。

主な所蔵品は、アメリカのポップアートを代表するロイ・リキテンスタインの《ヘア・リボンの少女》(1965年)などで、見ごたえのある現代アートが揃っている。

2019年3月には、約3年の休館を経てリニューアル・オープン。カフェ&ラウンジや美術図書室などのパブリックスペースの整備とともに、館内の各施設を隅々まで楽しめるように、新たなサインと一体的にデザインされた什器を設置し、“まちに開かれた美術館”をめざしたという。「目の前に広がる木場公園の続きのように“普段使い”できる美術館をお楽しみください」と広報担当者さん。

企画展やコレクション展はもちろん、美術館へのおでかけそのものを目的にする休日もいいかも。

現代アートのユニークなグッズが揃うミュージアムショップ

「東京都現代美術館ロゴアクリルキーホルダー」990円

「NADiff contemporary(ナディッフ コンテンポラリィ)」は、現代アート関連書籍をはじめ、多様なアーティスト・クリエイターによるユニークなプロダクトを取り揃えていて、“ここでしか出会いないモノ・コト”を発見し、体験できるミュージアムショップ。

おすすめのオリジナルグッズは、東京都現代美術館のロゴをあしらったカラフルな「アクリルキーホルダー」(990円)。こちらは、アクリル工場で什器などを作る際に出る端材を材料にした、リサイクルの先を行く“アップサイクル”なアイテムになっている。本来は捨ててしまう端材を使うため、生産ごとにさまざまなカラーが入荷するのもポイント。その時にショップで見つけたカラーは今後入荷しない可能性もあるので、一期一会の出会いとも言えそう。来館記念の一番人気というのも、うなずける。

このほかに、東京都現代美術館のロゴを大胆に配置したA4サイズの「東京都現代美術館ロゴクリアファイル」(330円)なども販売。ロゴ部分が透明になっていて、中の書類の色によってロゴの表情が変わるのも面白い。

現代アートの魅力とともに、そのスピリットを持ち帰ろう。

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