災害時に困ることとその対策
災害用の備蓄を考えるにあたって、「被災したらどんな状況で困ることになりそうか」と考えることが必要です。どんなことで困りそうか、どんな対策を取ったら良いかを考えて、備蓄を見直しましょう。
電化製品が使えない
電化製品に囲まれて過ごしていると、停電でそれらが使えないという状況がいかにストレスになるか想像に難くないですね。
夏場はエアコンが使えない場合に身体を冷やすグッズ、照明が使えない夜間には電池で動くランタンや懐中電灯、テレビが見られなくなったら情報収集のためのラジオも必要かもしれません。
停電時に必要になりそうなアイテムを考えて、十分な量の乾電池もあわせて用意しておきましょう。
スマホの充電切れ
今やライフラインとなったスマホですが、災害時の情報収集・連絡手段、気晴らしアイテムとして、平常時以上に重要になります。
モバイルバッテリーと機器に合った充電コードがあると一安心です。モバイルバッテリーが充電されているか定期的に確認しましょう。
停電して部屋が暗くなる
電池で動くランタンや懐中電灯は災害用の備えとしては必須アイテム。突然の停電に対応できるように、夜間に多くの時間を過ごす場所に置いておくと便利です。
なお裸火は火災を引き起こす危険性もあるので、ロウソクよりはLEDランタンのように火を使わないアイテムがおすすめです。
災害時に売り切れやすくなるもの
災害時に店頭で売り切れやすくなるアイテムは、あらかじめストックしておくと慌てずに済みますね。
保存できる飲食料品
保存食・飲料は、先述の通り家族が最低でも3日分、できれば7日分過ごせる量をあらかじめ用意しておきましょう。食料の支援が届くまでしのぐのに安心できる量です。
紙コップや紙皿や割りばし
上下水道が使えなくなったら、洗い物を少しでも減らせるように使い捨ての食器が便利です。
ウェットティッシュ
水道が使えないときに手や身体を拭いたり、調理道具を拭ったり、活躍の機会が多いアイテムです。
乾電池
停電時には、懐中電灯やラジオなどが活躍します。それらを使うための乾電池もやはり必須。十分な量用意しておきましょう。
トイレットペーパー
災害時によく売り切れで話題になるアイテムです。絶対に必要になるものなので、常に1パック多めにストックしておくなど、普段から対策しておくと安心ですね。
配信: 防災ニッポン