あかりの色彩を楽しむ夏のイベント
画像提供:ホテル雅叙園東京
企画展は、7つの部屋を繋ぐ長い階段廊下を進みながら、エリアごとに設定されたストーリー性のある展示の中に入り込んで楽しめる展示となっており、その没入感が話題を呼んでいる。
「極彩色の百鬼夜行」をテーマにした今年の展示は、現世から異界へ迷い込むような演出のもと、さまざまなジャンルや技法による日本のあかりの合間に妖怪や鬼が姿を現し、涼をもたらしてくれる。種々の鮮やかな色が用いられ、濃密な彩りに満ちた本企画展の見どころの一部をレポート。
ストーリーに入り込み、五感で愉しむ空間演出
画像提供:ホテル雅叙園東京
極彩色の百鬼夜行をテーマに、ストーリーは夕暮れ時からスタート。強い風で鳴り響く風鈴の音に、異世界へ迷い込む前触れのような不気味さを感じながら先へ進むと、夜は深まり暗闇の中に極彩色のあかりが灯される。エリアごとに設定されたテーマに合わせたオリジナル楽曲が観覧者を物語の登場人物にさせる没入感を与え、その音色、彩り、時折感じる風や香りの演出が五感を刺激してくれる。
配信: OZmall