刑務所生活の実態とは?1日の流れや1年の行事を詳しく紹介

刑務所生活の実態とは?1日の流れや1年の行事を詳しく紹介

5、刑務所生活はキツイ!-刑務所生活では何がキツイのか

とはいえ、やっぱり刑務所生活はキツイ、厳しいのが現実です。

(1)刑務所では自由がない

前記2(2)でご説明したとおりです。

自分の思い通りにできない(つまり、他人から強制される)。人間にとってはこれが一番ストレスですし、苦痛です。

(2)刑務所では共同生活

ほとんどの受刑者は共同生活を強いられます。

8畳程度の部屋に5、6人で生活します。

共同生活を経験したことがない方にとっては特にストレスとなるでしょう。

(3)刑務所ではプライベートがない

共同生活ということはプライベートが確保されていません。

用便以外は、何をするにしても他人の目に晒されます。

(4)刑務所では人間関係に悩まされることも

刑務所の中には様々な特徴を持った方がおられます。

しかも、すべての人がご自身の性格と合った方とは限りません。

そうした方々とも生活を共にしていく必要があります。

(5)刑務所では訓練、指導が厳しい

刑務所は罪を犯した方を「矯正」するための施設です。

刑務所内の秩序も保たれていなければなりません。

そのため何をやるにしても決まりがあります。

その決まりに従うことができなければ刑務官から厳しく指導されます。

他人から叱られるというのは、精神的に大変辛いことです。

刑務所生活はキツイ、厳しいということは想像いただけましたでしょうか?

刑務所生活をしたことがある大半の人は、「二度と戻りたくない」と思うようです。

確かに、食べるのには困らないかもしれません。

しかし、それがために犯罪をすることを安易に考えるのは、社会にとっても、自分にとっても危険なことです。

6、もし罪に問われてしまったら

万一、罪に問われるようなことがあった場合、罪の内容などによっては、行く行くは刑務所に収容されてしまう可能性もあります。

このような場合、できる限り刑務所に行かずに済むよう、弁護人を選任し、弁護活動を行ってもらいましょう。

弁護人には、私選弁護人と国選弁護人の2種類があります。

私選の弁護人はご自身で費用を負担しなければなりません。

国選弁護人は勾留後に選任されますが、原則として、費用を負担する必要はありません。

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