【東京都港区】不思議な存在や現象を科学の視点で探究!港区立みなと科学館「科学で楽しむ妖怪展」

第二章【科学の視点で妖怪を考えよう】

龍のモデルになった説のある「マチカネワニ」の全身シルエット 大阪市立自然史博物館 提供

第二章【科学の視点で妖怪を考えよう】では、妖怪のモデルになった動物や化石の骨格を観察し、どのような特徴が妖怪のイメージにつながったのか、古生物学の視点で考察。妖怪の中には顕微鏡を使った観察によるスケッチが元になったといわれる「虫の妖怪」もあることから、当時の木製顕微鏡(複製)も展示する。さらに、火山の噴火や洪水、雷、蜃気楼などの自然現象がもとになった妖怪の一例を取り上げ、実験装置や映像を活用して紹介する。

子供の科学 ©すい(サイドランチ)

心霊現象や怪奇現象を脳や心の働きといった科学の視点で探究するコーナーでは、誠文堂新光社の月刊誌『子供の科学』で連載中の「ミステリーキャッチャーズ」とコラボレーション。人気漫画で紹介された内容を体験できる展示もある。

第三章【身近なふしぎを探究して、あなたも妖怪博士!】

第三章【身近なふしぎを探究して、あなたも妖怪博士!】では、港区にある妖怪にまつわる伝承を地図にした「みなと妖怪マップ」を展示。来館者から身近な地域の妖怪にまつわる情報や目撃情報を募集して展示する「妖怪目撃情報コーナー」も設置する。

そのほか、写真撮影もできる大型のトリックアートパネルによる体験型の展示や、

来館者が描いた妖怪のイラストが全高約3m、幅約4mの巨大なスクリーンの中を縦横無尽に飛び回る、テーブルサイエンス「みんなで作る新・妖怪百鬼夜行」も。

全7つのミッション(クイズ形式)のワークシートを配布して、すべてのミッションをクリアした人にはスタンプを押印し、「妖怪認定証」として持ち帰りできる企画も実施する。

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