第2子出産予定日前日の朝、おしるしを確認したゆかさん。その後チクチクとしたおなかの痛みが出てきますが、ゆかさんは「陣痛ではなさそうだな……」と思っていました。しかし、夜になっても痛みは続き、病院からは「病院に来るように」と言われます。ゆかさんは、陣痛タクシーを待ちながら病院へ行く準備をしていましたが、そのとき激しい痛みに襲われ、破水。なんとゆかさんは、救急隊が到着する前に自宅で出産したのです。赤ちゃんは無事に泣いてくれましたが、ゆかさんは大量に出血しており、意識が朦朧(もうろう)としていました。
救急隊の到着に安堵したのも束の間、ゆかさんはさらなる困難に直面してしまい……。
「そんな…どうして!?」搬送先の病院が見つからない!?
救急隊が到着し、ゆかさんと赤ちゃんを病院へ搬送するための手配をします。
しかし、なぜかかかりつけの病院とは連絡がとれず、さらに別の大きい病院からはまさかの受け入れ拒否……。
意識がもうろうとするゆかさんでしたが、夜間の電話番号と一般の電話番号が違うことを思い出し、夫に自分の携帯からかけてもらうことに。
すると、ゆかさんが思ったとおり、夜間の電話番号にかけるとかかりつけの病院と連絡が取れ、受け入れ許可が出ます!
すぐさま救急搬送の準備にとりかかる救急隊員。その最中、担架に乗せられたゆかさんは急激な寒気に襲われるのでした。
病院によっては時間帯や休日などで電話番号が異なり、救急隊もそれを把握していない場合もあるのですね。
ゆかさんがもし意識を失ってしまっていたら、かかりつけの病院はもちろん受け入れ先の病院を探すのにももっと時間がかかったかもしれません。
出産の緊急時は妻自身が電話できない場合もあるので、パートナーや身近な存在の人にも病院のシステムを共有しておくようにしたほうがいいですね。
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:マンガ家・イラストレーター えなり
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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