
冷やすことで難消化性でんぷんに変わる「冷ご飯ダイエット」
なぜ冷ご飯でダイエットになるの? と思いますよね。その理由は以下の通りです。
1) ご飯を冷やすと小腸や大腸に吸収されやすいでんぷんが、吸収されにくい難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)に変わる
2) レジスタントスターチは食物繊維と似た働きを持っていて、糖質や脂質の吸収を抑えてくれる
3) レジスタントスターチは小腸で吸収されにくいため、カロリーが抑えられ、血糖値の上昇もゆるやかに
4) 冷ご飯は温かいご飯に比べると固い! その分よく噛むので消費カロリーアップ
5) よく噛んで食事することで満腹中枢が刺激され、満腹感を得やすい
冷ご飯ってこんなに良いことがあるのですね。ちなみに、腸内環境を改善する効果も期待できるそう。
冷ご飯の作り方
炊飯器でご飯を炊いたら、お皿によそっておきます。粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間ほど冷やし、食べる30分前に冷蔵庫から出して、室温で常温にしてからいただきます。温かくないご飯はちょっと…というママは、ひと手間加えておにぎりにしてみてはいかが? それだけで食べやすくなるはずですよ。
実はご飯以外にも 冷えるとレジスタントスターチに変化する食べ物
ご飯以外にもパスタ・うどんなどの麺類やじゃかいもなどのでんぷんも、冷やすとレジスタントスターチに変化するのだとか。冷たいうどんや冷製パスタ、ポテトサラダなどは冷たいままおいしくいただけるのでオススメです!
冷ご飯ダイエットの注意点
・電子レンジで加熱するとせっかくのレジスタントスターチの効力がなくなってしまうそうなので、食べる時は室温で常温に戻すこと
・冷蔵庫で冷やしたままのご飯を食べ続けると、胃を痛める可能性があるので、できるだけ常温に戻してから食べること
・カロリーが減ったとしても、食べすぎては意味がないので、1食でお茶碗1杯程度に抑えること
・冷凍庫で急激に冷やすのはNG
以上のことを守って、楽しくおいしくダイエットしましょう!
やはりご飯抜きのダイエットってつらいと思いませんか? でもこの冷ご飯ダイエットなら、ご飯を食べてもOK! 3食のうち2食を冷ご飯に替えることができたら、効果がでてくるかもしれませんね。
(文・山本健太郎/考務店)