毎日の料理の味を決める大きな役割を担う調味料。ご飯を美味しく仕上げるのはもちろんのこと、さらには味変でも大活躍して、食卓のマンネリを解消してくれる頼もしい存在です。
そんな調味料について三つ星レストランでの経験がある一流シェフ・米澤文雄さんに話を伺ったところ「食材よりも調味料にこだわった方が料理の味を底上げできる」とのこと。
高い食材をそろえたり料理の腕を上げようと思うと大変ですが、調味料を変えるだけなら今日からでも実践できそう。そこで今回は、米澤さんおすすめの調味料10選をお届けします。
教えてくれるのはシェフの米澤文雄さん
1980年・東京都出身。都内のレストランで修業後、22歳で単身ニューヨークへ。ミシュラン3つ星店「Jean-Georges」で日本人初のスーシェフを経験して帰国後、「Jean-Georges Tokyo」の立ち上げに携わり、料理長として活躍。現在は自身のレストラン「No Code」で腕を振るいながら、飲食業の可能性を日々探求している。Instagram
料理を美味しくしたいなら、こだわるべきは食材よりも調味料!
米澤さん「よく食材にこだわって美味しいご飯を作ろうとする人を見かけますが、僕の考えでは、食材にこだわるよりえりすぐりの調味料を使った方が分かりやすく味に違いが出ます。
それに気がついたのは本格的に調味料に親しむようになった、料理人を志してから。修行しているお店で使っているものや、自分の味を追い求めて本当にたくさんの調味料を試す日々を過ごしました。
特にきゅうりにかける塩とか、納豆にかけるしょうゆとか、シンプルな食材を口にするときにその差に気付かされますね」
調味料にこだわった方がコスパも抜群!
「それにお肉や魚にこだわるととてもお金がかかってしまいますが、調味料なら高いといってもたかが知れています。一回外に飲みに行くことを我慢するくらいの金額で、家庭の料理を格上げしてくれる質の良い調味料が手に入りますよ。
あと、調味料は基本的に腐らないものが多いので、そういう意味でも食材にこだわるよりコスパが高いといえるでしょう」
カルディや成城石井でも。良い調味料は身近なお店で手に入る
「僕は仕事柄、専門店やメーカーさんからさまざまな調味料を紹介してもらっていますが、それ以外にも成城石井やカルディといったスーパーに行って、最近のトレンドや新しい発見をすることもちらほら。
SNSにWEBメディア、料理雑誌にもさまざまな調味料の情報が載っているので、好みのものを探してみることをおすすめします」
配信: くらしマグネット