【鶏肉の冷凍保存方法】保存期間や下味冷凍、解凍のコツを”管理栄養士”が解説します

【鶏肉の冷凍保存方法】保存期間や下味冷凍、解凍のコツを”管理栄養士”が解説します

鶏肉をまとめて買ったときや、余ってしまったときに便利なのが冷凍保存。

冷凍のコツや下味冷凍の方法、保存期間、解凍のコツを知って、節約や料理時間短縮に役立てましょう!

今回の記事では「鶏肉の冷凍保存方法」について、管理栄養士が解説します。

鶏肉の冷凍保存方法

鶏肉の消費期限は2~3日程度と短いのですが、冷凍保存すると保存期間が2~3週間ほどに延びます。

鶏むね肉、鶏もも肉、鶏ささみ、どの部位でも同じ保存期間です。

冷凍保存の方法は「そのまま冷凍」「切って冷凍」「下味をつけて冷凍」の3つのやり方があるため、それぞれ詳しく解説します。

そのまま冷凍する方法

鶏肉を1枚そのまま冷凍する方法は、使い道が決まっていないときや、冷凍の手間をかけたくないときに便利です。

鶏肉をパックから取り出し、ドリップ(鶏肉から出る赤い液体)が出ていたらキッチンペーパーでふき取ります。

ラップでぴったりと包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。

切って冷凍する方法

鶏肉を切ってから冷凍する方法は、解凍後に切る手間がいらず、すぐに使えて便利です。

鶏肉は好みの大きさに切り、ドリップをふき取ります。

1回分ずつラップでぴっちりと包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。

下味をつけて冷凍する方法

下味をつけて冷凍する方法は、解凍後すぐに調理でき、味付けの手間を省けるため便利です。

切った鶏肉を冷凍用保存袋に入れ、調味料を入れてもみ込みます。

空気を抜きながら口を閉じ、平らにして冷凍してください。

冷凍した鶏肉の解凍方法

冷凍保存した鶏肉は「自然解凍」「流水解凍」「電子レンジで解凍」の3つの方法で解凍できます。

おいしくて簡単!冷蔵庫で自然解凍(解凍時間:約8~10時間)

冷蔵庫での自然解凍は、簡単に解凍できるうえに、ドリップが出にくいため、おいしく解凍できます。

方法は冷蔵庫に入れておくだけでOKです。

冷蔵庫での自然解凍にかかる解凍時間は、鶏肉1枚分で約8~10時間程度が目安です。

鶏肉の大きさや冷蔵庫の温度によって異なるため、時間に余裕を持って解凍しましょう。

鮮度をキープして素早く解凍!流水解凍(解凍時間:10~15分)

流水解凍はドリップが出にくくおいしく解凍できるうえ、冷蔵庫での解凍に比べて早く解凍できます。

ボウルに冷凍鶏肉を袋ごと入れ、水を流しながら解凍します。

鶏肉が浮いてこないよう、食器などで重しをしましょう。

流水解凍での解凍時間は、鶏肉1枚程度で10~15分程度です。

寒い時期は水温が下がるため、様子を見ながら解凍しましょう。

今すぐ使いたいときに!電子レンジで解凍(解凍時間:3~10分)

すぐに鶏肉を解凍したい場合は、電子レンジが一番早くできておすすめです。

鶏肉からラップを外し、耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、皮を下にして載せて加熱します。

ラップを外すことで、電子レンジのセンサーがうまく働きやすくなり、解凍ムラができにくくなります。

加熱時間の目安は下記を参考にしてください。

鶏肉の厚みや電子レンジの機種によっても異なるため、少しずつ解凍しましょう。