【豚肉の冷凍】下味をつける
豚肉に下味をつけて冷凍しておくと、解凍して焼くだけでおかずが完成するため、調理時間を短縮できます。
また豚肉に味がしみこみ、おいしくできあがるメリットも。
こま切れ・切り落としで下味をつけるパターンと、厚切り肉に下味をつける2パターンがありますが、基本的な冷凍の仕方は同じです。
冷凍方法
冷凍用保存袋に豚肉と調味料を入れます。
平らにして冷凍保存をします。
厚切り肉で作る場合も、同様のやり方をしてください。
解凍方法
下味冷凍をした豚肉は、調味料がついているため焼くときに焦げやすくなります。
そのため、しっかり解凍して焼く方が失敗なく焼きあがります。
解凍方法の種類と時間の目安は下記のとおりです。
【2人分(200~300g)あたりの解凍時間の目安】
・電子レンジ(200W)で解凍…4~5分
・流水で解凍…20~30分
・冷蔵庫で解凍…8~10時間
調味料の分量が多いと解凍に時間がかかる場合があります。
特に冷蔵庫での解凍の場合は時間がかかるため、時間に余裕を持って解凍しましょう。
豚肉の冷凍トラブルへの対応
豚肉を冷凍したときのトラブルへの対応について、解決のヒントをお伝えします。
冷凍焼けが起きていたら?
冷凍焼けをした豚肉は、パサパサしたり臭いが気になったりする場合がありますが、乾燥や酸化によるものであるため、衛生面の問題があるわけではありません。
そもそも冷凍焼けとは、豚肉などの冷凍した食品が赤黒く変色した状態で、味や食感が悪くなった状態です。
冷凍焼けは、食品の表面の水分が空気に触れて蒸発して、食品が乾燥・酸化することで起こります。
冷凍焼けした豚肉を食べるときは、味付けは濃いめにし、しっかりと加熱を行うと臭いが気になりにくくなります。
冷凍焼けを起こしている豚肉を見つけたら、なるべく早めに食べ切るようにしましょう。
冷凍焼けを起こしにくいコツや、おいしく解凍するコツはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【食材別】冷凍焼けした食材をおいしく解凍&調理するコツ、3つの防止策、冷凍やけの原因
食材を長期間冷凍保存することで起きてしまう冷凍焼け。そのまま調理して食べることはできますが、味が落ちてしまったり、イヤな臭いがついてしまったりと、料理に使うことに抵抗を覚える方も多いのではないでしょうか。この記事では、冷凍焼けの原因と防止方法に加え、食材別に冷凍焼けした食材の解凍&調理方法を解説します。
臭いが気になるときは?
冷凍した豚肉の臭いが気になるときは、濃いめの味付けにしたり、にんにくやしょうがなどを使ったりすると、臭いが気になりにくくなります。
そもそも臭いが出るのは、冷凍焼けを起こしていたり、冷凍庫の臭いが移ってしまったり、ドリップがたくさん出てしまったりするのが原因です。
ラップにしっかりと包んで冷凍用保存袋に密閉して冷凍したり、買ってきてすぐに冷凍したりすると、臭いを防げます。
ただし、豚肉の臭いに違和感を覚える場合や、腐敗臭がする場合は冷凍や解凍の過程や保存状態により豚肉が傷んでいる可能性があるため、残念ですが廃棄するようにしましょう。
2ヶ月や半年など経ったものは食べられる?
豚肉を冷凍してから2ヶ月や半年など経ったものは、絶対に食べられないわけではありませんが、味や衛生面の心配から、食べるのは控えた方がよいでしょう。
冷凍すると腐敗菌や食中毒菌などの増殖は抑えられますが、家庭の冷凍庫は開閉による温度変化が大きくなります。
そのため、食品衛生上の冷凍保存の望ましい温度である-15度を上回る恐れがあり、絶対に安全とはいえません。
また家庭で冷凍するとゆっくりと凍結されるため、冷凍焼けなどのトラブルを起こしやすく、味や食感の低下が起きやすくなります。
「いつまで食べられるか?」をお答えするのは難しいのですが、品質の低下が起きる前に早めに食べ切るように心がけましょう。
配信: トクバイニュース