マチ子さんは妊娠をきっかけに夫のブン太と結婚しました。家事も生活費もきっちり「半分」にしたいブン太のこだわりは次第にエスカレートし、幸せだった生活が壊れ始めます。つわりの中、やっとの思いで作った料理をブン太にダメ出しされたマチ子さん。今までの不満が爆発して、「代わりに妊婦やれるの？半分野郎！」と反発します。するとブン太は、マチ子さんをまるで「妊婦様」だと言い家を出ていきました。マチ子さんはこのとき初めて離婚を意識します。
それでも離婚できない理由
私は離婚したいと考えましたが、現実はそんなに甘くなく……。
金銭的な不安があったマチ子さんは、離婚については仕事に復帰してから考えることに。
ブン太と関係を再構築することも頭をよぎりますが、すぐに思いなおします。
それからはブン太にダメ出しされないよう、つわりを我慢して夕飯の献立に力を入れるように。
ブン太はルールが守られていることに満足そうな様子です。
マチ子さんは生活のため、お金の問題が解決するまでは、半分ルールに徹しようと覚悟を決めたのでした。
即離婚できるほどの生活費を、妊娠中の妻がひとりで稼ぐのは難しいものです。
無理するのはよくないとわかっていても、仕事を復帰するまでは我慢して夫婦関係を続けるマチ子さんの判断は、決して間違っているとは言えないのではないでしょうか。
この状況から見ても、マチ子さんにとっては平等な夫婦関係でないのは確実。
ブン太の思う半分ルールをおこなう理想の夫婦の形は、机上の空論であり、まったく現実的ではないことがわかりますね。
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著者：マンガ家・イラストレーター ツムママ
配信： ベビーカレンダー（パパママ）
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