レンコンの身体に嬉しい3つの栄養素と効能
レンコンが旬を迎える秋から冬の時期は、寒くて乾燥する季節。身体に嬉しい3つの栄養素と期待できる効能をご紹介します。
【ビタミンC】
レンコンはビタミンCが100gあたり48g含まれており、レモンの1.5倍と野菜の中でも含有量は豊富です。ビタミンCは身体の中で作ることができないため、食べることで補います。細胞と細胞を繋げるコラーゲンを作り免疫力を上げるビタミンCは、風邪予防・疲労回復・美肌効果が期待できると言われています。また、デンプンが多いので、加熱してもビタミンCが残ることも特徴です。
【食物繊維】
レンコンは、不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維は、腸の中で水分を含むと数十倍にふくれあがることで大腸の動きを促進、便秘予防や身体の中の不要なものを追い出す働きが期待できると言われています。
【ポリフェノール】
レンコンを切ると茶色に変色するのは、ポリフェノールの一種「タンニン」が含まれているためです。ポリフェノールの高い抗酸化力が細胞の酸化を防ぎ、アンチエイジング効果が期待できます。また、タンニンには抗炎症作用があり、胃腸の炎症を抑えたり、風邪による鼻水や喉の痛みを抑えたりする働きが期待できると言われています。
新鮮なレンコンを見分ける3つのコツ
レンコンの特徴である穴。「先を見通せる」という意味があり、昔から縁起が良い食材としておせち料理に使われています。そんなレンコンの選び方・3つのポイントです。
◆皮に張りがある
皮は表面に艶があり、傷がないものを選びましょう。皮の色は自然なクリーム色(淡い褐色)です。不自然な白色は漂白されている可能性が高いです。
◆節と節の間が長くてきれいな円柱形
両端に節と節がついた一節まるごとの場合、節と節の間が長くてきれいで丸みのある円柱形のものを選びましょう。また、水分がしっかり保たれ重みを感じるものの方がよいです。
◆切り口がみずみずしい
カットされてるものは、切り口や穴の中が白くみずみずしいものを選びましょう。切り口や穴の中が黒ずんでいるものは、収穫から時間が経ち古いものでしょう。
レンコンを白く仕上げるアク抜き
レンコンは空気にふれると変色するため、白く仕上げたい場合はアク抜きが必要です。
【酢水につける】
水500mlに対して酢小さじ1杯の酢水に切ったばかりのレンコンを浸けます。ビタミンCが水に溶けてしまうため、5分程度が目安です。レンコンは白くシャキシャキした食感になります。
醤油などの調味料で味付けする料理の時は、水のみに浸けることをオススメします。デンプンが残るため、ホクホクした食感になりますよ。
いかがでしたか?これからが旬のレンコン。健康・美肌と身体に嬉しい栄養素が豊富です。寒く乾燥する冬の身体を守るためにも、日々の食事に摂り入れましょう!