着せがち「涼しそうな服」に落とし穴【保育士監修】子どもの夏服の注意点

着せがち「涼しそうな服」に落とし穴【保育士監修】子どもの夏服の注意点

夏の子育ては虫刺され、日焼け、熱中症、あせもなどの心配ごとが多く、親は油断できない季節ですよね。お出かけする機会には、どんな服を着せるか悩みませんか?夏だからといって「とにかく薄着」と考えている方は要注意です。今回は、保育士歴16年の筆者が、子どもが快適に過ごせる「夏服選びのポイント」をまとめました。

大人が選ぶ「涼しそうな服」には落とし穴がある?

子どもは「暑いから着替えたい」と言葉にすることが難しいですよね。だからこそ、周りの大人が快適な服装を選んであげることが大切です。とはいえ、子どもにとって「快適な夏服」とはどんな服なのでしょう。

ここからは大人がつい選びがちな「涼しそうな服」について、注意点と着せ方のポイントをお伝えします。

1. 肩が出ているシャツ

肩が出ている服…いわゆる「ノースリーブの洋服」ですね。おしゃれで夏らしいのですが、子どもにとっては、要注意。下記のような注意ポイントがあります。

・脇汗がたまりやすい

・肩の日焼けを防げない

子どもは大人以上に汗をかきます。ノースリーブの洋服は脇汗がたまりやすいので、外出時などはこまめにふいてあげることも必要です。また、肩の日焼けは意外な盲点だと思います。日焼けで皮がむけ、着替えの時、洋服に皮ふがこすれて痛がる子を何人もみてきました。

日焼けをする場所に出かける時は、特に気をつけてあげるといいですね!

2. 短い丈のズボン

短い丈のズボンやスカートも、一見すると涼しそうに見えますが、以下の2点から「ひざが隠れる丈」をおすすめしています。

・虫刺され防止

・ひざのすり傷防止

子どもは思わぬところで転ぶことがあります。また、虫に刺される子もいます。外出先でのけがや虫刺されにすぐに対応できないこともあるため、露出が多すぎる服はあまりおすすめできません。

とくに山へのキャンプなど、自然豊かな場所に出かけるときには、半ズボンよりも長ズボンがおすすめです。

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