こんな良い嫁はいないよ!
Aさんがすっかり地域に馴染んできたある日、姑は地域の集会でAさんを叱りつけました。
「本当に不出来な嫁だよ!」
それを聞いていた周囲のおばさまたちは黙っていません。
「こんな良い嫁は、なかなかいないよ」
「そんなこと言って、逃げられたらどうするの!」
「なんてことを言うんだ!」
姑は次々と地域のおばさまに叱られ、すっかり意気消沈してしまいました。
ありがとう! 嫁いじめ終了
みんなに叱られてしまってから、姑の嫁いじめはぴたりと止みました。良い嫁だと認められた気がしてAさんは嬉しかったそうです。
人間的にも優れているAさんは、そんな姑の姿を見て「ざまあみろ」と思うのではなく「ありがとう」の気持ちが湧いてきたとのこと。
「何もできなかった私が地域の人に良い嫁と思ってもらえるまでに成長できたのは、間違いなく姑の指導があったおかげ」と考えているのだそうです。
この人間性があったから良い嫁としての努力が認められ、嫁いじめからの大逆転劇が可能だったのでしょうね。
ltnライター:安藤こげ茶