スパイシーな料理が恋しくなる夏。独特な辛さや清涼感で、暑さにバテ気味の体がシャキッとします♪そんなスパイスを使った「ゴマだれそうめん」レシピをX(旧Twitter)で見つけました。こちら、あのリュウジさんとスパイス料理研究家の印度カリー子さんとのコラボ動画で誕生したものなんですよ。チリペッパー、花椒、五香粉をそうめんに使うなんて初めて!さっそく作ってみましょう♪
【爆速3分レシピ】包丁も不要な「無限虚無そうめん」に挑戦♪火を使わない即席めんつゆでラクうま~♡
スパイス料理研究家・印度カリー子さんのX(旧Twitter)がこちら!
夏のそうめんは絶対これ。
冷やし鶏ごまだれ×スパイスで作る『無限そうめん』をリュウジさんに作ってもらいました
これが簡単でめちゃくちゃ美味しい!
久々に感動した!レシピは以下!↓https://t.co/uWsT5o8xw0 pic.twitter.com/sL7mC7ArmF
— 印度カリー子 (@IndoCurryKo) July 1, 2023
印度カリー子さんは、19歳の時にスパイスにハマり、これまで500種類以上ものカレーを作ってきたという経歴の持ち主。初心者のためのスパイス専門店・香林館を経営したり、テレビや雑誌、SNSなどで活躍しているスパイス料理研究家です。
「スパイス香るゴマだれそうめん」は、リュウジさんが印度カリー子さんの好みを聞いて即興でそうめんを作り、印度カリー子さんがスパイスで味を調えるというコラボで完成したものです。
そうめんにスパイスを使うレシピは、あまり見ないので新鮮!印度カリー子さんは、チリペッパー、花椒、五香紛はぜひ使ってほしいとおすすめしていましたよ。
麻婆豆腐でおなじみの花椒はしびれる辛さを生むスパイス
印度カリー子さんがゴマだれに合う!とイチオシしていたスパイスが花椒(ホワジャオ)。中国原産のミカン科の植物・花椒の果実を乾燥させたスパイスで、四川料理の麻婆豆腐に使われることでも有名です。
印度カリー子さんは、花椒は山椒とこしょうのいいところを合わせたようだと表現。しびれるような辛さと爽やかな風味が特徴のスパイスです。
花椒はホール、パウダーとも販売されていますが、ホールを砕いたり刻んだりした方が、フレッシュな香りを楽しめるとのことですよ。
中華系スパイスがポイント!「スパイス香るゴマだれそうめん」を作ってみた!
【材料】(1人分)
そうめん…100g
きゅうり…1/2本
鶏むね肉…100g ※ささみでも可
マヨネーズ…大さじ2
白すりゴマ…大さじ1
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ1と1/2
酢…小さじ1
砂糖…小さじ2/3
塩…ひとつまみ
チリペッパー…小さじ1/8
花椒…適量 ※ホールでもパウダーでも可
ラー油…適量
五香粉…お好みで ※味変用
1. マヨネーズ、白ゴマ、めんつゆ、酢、砂糖、塩、チリペッパーを混ぜてゴマだれを作り、冷蔵庫で冷やしておきます。
チリペッパーは時間が経つと甘味や旨味が出てくるそうなので、たれに混ぜ合わせて使います。ゴマだれはそうめんが茹で上がるまで冷蔵庫で冷やしておきます。
2. きゅうりを千切りに、鶏肉を薄くそぎ切りにします。
きゅうりはそうめんに絡みやすいよう千切りにし、冷蔵庫で冷やしておきます。鶏肉は1cm厚さほどの小さめのそぎ切りにします。
3. 沸騰したお湯にそうめんと鶏肉を入れて袋の表示時間通りに茹でます。
今回使用したそうめんは袋に2分茹でると書かれていたので、鶏肉と一緒に2分茹でました。
鶏肉は薄切りにしているので火は通りやすいのですが、必ず1分は茹でるようにしてくださいね。
4. 流水でそうめんのぬめりを取り、氷水でキンキンに冷やします。
そうめんのぬめりが取れるように、水を変えて数回洗います。
そうめんを氷水でしっかりと冷やし、冷えたらしっかりと水気を切ります。
5. そうめんを1のゴマだれで和え、お皿に盛ってきゅうりを添え、花椒とラー油を振りかけます。
しっかりと冷やしたそうめんを、冷やしておいたゴマだれで和えます。
ゴマだれはそれほど多くないので、そうめん全体に絡むように混ぜ合わせてお皿に盛り付け、その周りにきゅうりをのせました。
今回はホールの花椒を用意したので、ひとつまみ分を包丁で粗く刻んでトッピングしました。パウダーの場合は適量を振りかけてくださいね。ラー油も適量かけたら完成です。
後のせ花椒でしびれる辛さと爽快感!マイルドに見えて中華風のピリ辛味
リュウジさんと印度カリー子さんのコラボレシピ「スパイス香るゴマだれそうめん」が完成しました。刻んだ花椒とラー油をトッピングしたら、スパイスそうめんらしくなりました。
箸でつまんでみると、ゴマだれの量が多くないのでそうめんが少し固まってついてきますね。
ではひと口。唐辛子の辛さが苦手な筆者にとっては、ラー油の辛さが舌にヒリヒリ来ます。そして、花椒の爽快感が後から追いつき、口の中が爽やかに♪ 花椒の辛さはおいしく感じます。
花椒は山椒の香りと爽快感によく似ていて、ゴマだれに大人っぽい爽やかさがプラスされますよ。
印度カリー子さんは五香粉(ウーシャンフェン)を味変用スパイスとしておすすめしていたので、食べ進めた後にひと振り。
五香紛は台湾料理に欠かせないスパイスで、今回使ったものはスターアニス、花椒、シナモン、陳皮、クローブの5つが混ざっています。少し加えるだけでスターアニス、シナモン、クローブの甘い香りが広がり、本格的な中華料理っぽい味わいに変化しました。
スパイスを変えるだけでそうめんの味が激変するので、ひと皿で花椒風味と五香粉風味のごまだれそうめんを食べたような満足感がありました。
定番のゴマだれ味も少量のスパイスで味変自在♪
スパイスに精通している印度カリー子さんが、ゴマだれに合う!とおすすめしていた花椒と五香粉。
筆者は初めてゴマだれにこの2つのスパイスを加えましたが…。フレッシュな香りがマイルドなゴマだれの味を引き締め、本格的な中華料理らしい味わいに格上げしてくれると実感しました。
リュウジさんは「ゴマだれ、鶏肉、きゅうりの組み合わせがバンバンジー風」と動画でコメント。バンバンジーは四川料理の前菜、花椒を使う麻婆豆腐も四川料理なので、印度カリー子さんはゴマだれそうめんには花椒が合う!とひらめいたのかもしれません。
花椒と五香粉を少し加えることで、定番のゴマだれ味がワンランク上の味わいに変わりますよ。ぜひお試しくださいね。
参考文献
WEB
「Spice of Life〜花椒(ホアジャオ)〜」
https://www.h-spice.jp/dictionary/spicelist/s_hoajyao.html
配信: あたらしい日日
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