「飲み会なんて行くな!」鬼嫁化してレスが続いた夫婦の意外な結末とは?

「飲み会なんて行くな!」鬼嫁化してレスが続いた夫婦の意外な結末とは?

私たち夫婦は2人の子どもが生まれたあと、思いがけずレスになってしまいました。きっかけは新居を購入して知らない土地に引っ越したことです。まだまだ手のかかる2人の育児に追われ、周りには頼れる家族も気軽に話せる友だちもおらず、夫の帰宅を待つばかりの毎日を過ごしていた私は寂しさに耐えられなくなってきて……ついに鬼嫁化してしまったのです。


きっかけは新居への引っ越しだった

私が結婚したのは23歳のときで、当時、夫は8つ年上の31歳でした。もともと私は内向的でお堅い性格なので、年齢のわりに「遊びたい!」といった気持ちはあまりなく、日々粛々と家事や仕事に取り組んでいたと思います。結婚後には、年子で1人目、2人目と妊娠・出産が続き、2人目を出産して仕事を辞めたあとも、夫婦生活の回数や内容は以前としばらく変わりませんでした。


ネットでたまに見かける「レスがつらい」などの悩みに対して、当時の私は「そんなにつらいものなのかな?」と、完全に“他人事”と思っていました。そのときはまさか自分も同じように苦しむことになるとは、微塵も考えていなかったのです。


私たち夫婦の場合は、新居を購入したことをきっかけに夫婦間にひずみが生まれました。まったく知らない土地に引っ越したので、近所に子どもの遊び友だちはおろか、ママ友すらいない状態。


朝に出勤する夫を見送ってからは毎日ずっと自宅にひとりきりで、まだ子どもたちは会話もできないほど小さく、私はとにかく誰かと話したくてたまりませんでした。学生時代の友人たちは独身が多く、話も会わなくなったことでだんだん連絡しなくなってしまい、近くに話し相手がいないことがとにかくつらかったです。

寂しさから鬼嫁に豹変!

そういった経緯から、私はいつも夫の帰りが待ち遠しく、「早く帰ってきて!」と毎日のように鬼電をしたり、メッセージを何十件も送ったりするようになってしまいました。「飲み会なんて行く暇があるなら、私の話を聞いてよ!」「私はこんなに一生懸命やってるんだからもっと構ってくれてもいいでしょ!」と、夫が飲み会に行くたびに激怒するようになったのです。


私が尋常でないレベルで束縛するようになったあとも、表面的には夫の態度は変わらなかったように思います。しかし、やはり夫も心のどこかで私への愛情が冷めてしまっていたようで……。夫婦生活はだんだんとなくなっていき、触れ合いのない期間が1週間ほど続き、それが2週間になり、1カ月になり、やがてレス期間は半年を超えました。


もともと話し相手がいないことに加え、夫から夫婦生活を求められないことで、私の中で寂しさは募るばかり。こうして私はどんどん悪循環に陥ってしまい、夫を「早く帰ってきてよ!」と束縛する行動に拍車がかかっていきました。そして気が付けば、レスになってから3年もの月日が経過していたのです。


そんなとき、私にある転機が訪れました。

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