「自分の子でしょ?」子どもの病気にパパは無関心?治療について相談すると<息子が歩けなくなった>

「自分の子でしょ?」子どもの病気にパパは無関心?治療について相談すると<息子が歩けなくなった>

東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。


次男のこうたくんは、ペルテス病と診断されたものの、自然治癒していたため、日常を取り戻しました。


しかし、今度は長男のかんたくんが足の痛みを訴えます。こうたくんのこともあったので整形外科に行くと、かんたくんも「ペルテス病です」と診断を下されました。


まさかきょうだいで同じ病気を発症すると思っていなかったかおりさんは、頭が真っ白になってしまいます。


医師から「装具治療が必要です」と言われ、その日は「夫に相談して、考えさせてください」と言い帰宅しました。

頑張ってるのはママだけ!?

※装具の画像
免荷装具を使用する治療方法で、コンテイメント療法と言います。大腿(太もも)の骨頭を骨盤の関節に包みこませて、良い形に修復させる治療方法です。コンテイメントとは「包み込む」という意味です。




※闘っているみたい











再びペルテス病の治療方法について調べたかおりさんですが、治療方法や写真を見て不安が増すばかり……。こうたくんのように経過観察で済んでほしいと願っていました。


かんたくんの病状や治療について夫に相談すると「任せるよ」とひと言だけ残し、お風呂へ行ってしまったのです。子どもの異変を感じて病院へ行き、病気について調べるなど、親として頑張ってきたかおりさん。話をまともに聞いてくれない夫の態度を受けて「ひとりで病気と闘っているみたい……」と落ち込んでしまいました。


いろいろ考えた結果、かおりさんは近所の整形外科の医師に「ペルテス病に詳しい先生が東京にいるので、紹介状を書いてください」と伝えることに。


すると医師は「東京に行けばいいってもんじゃないでしょ」と気分を害してしまったのです。そこでかおりさんは「先生はすごいって思います! この辺りでは1番の整形外科です! 有名な先生の意見も聞いてみたいので紹介状を書いてください」と慌てて釈明するのでした。かおりさんの話を受けて「わかりましたよ」と渋々紹介状を書いてくれました。


ママが不安なときこそ、パパに寄り添ってほしいものです。ふたりの子どもなので、どちらか一方が頑張るのではなく、同じ目線で寄り添いたいものですよね。パパには子どものケアはもちろん、ママのことも気にしてほしいところです。


※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


※ペルテス病の治療方法について
主に装具を装着して治療する「コンテイメント療法」や「手術治療」(大腿骨内反骨切り術や骨盤骨切り術)などがあります。


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ブログ:ゆーとぴあらいず(外部リンク)

監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ

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