●あなたの“モンスターワーママ”レベルは?
次の質問に自分の考えが当てはまるか、〇か×で答えてください。
(1)権利は主張して当然だ
(2)子どもを産んだ自分は偉い
(3)コンサートやレストランなど、どこにでも子どもを連れて行く
(4)早退や定時上がりは当然だと思っている
(5)自らが行動を起こして会社の体制を変えたい
(6)上司にも割と臆さずに提案する
(7)職場でよく子どもの話をする
(8)思ったことは正直に言うべきだ
(9)「どうせ男には分からない」が口癖
(10)給料分しか働きたくない
(11)自分の判断は正しいと常に思っている
(12)小中高では学級委員をやっていた
(13)学校の成績は良かった方だ
(14)空気が読めないと人に言われる
(15)物事は合理的に考えるべきだ
(16)無理に場を和ませることはない
では、早速モンスターワーママ度合いをチェックしてみましょう!
・〇が1個から5個の人
「モンスターワーママ度 30%」
・〇が6個から10個の人
「モンスターワーママ度 50%」
・〇が11個以上の人
「モンスターワーママ度 80%」
●権利の主張と謙虚さのバランスを大切に
結果はいかがでしたか? 赤井さんによると、モンスターワーママ度合いが高い人は、視野を広げるようにすると、同僚との関係も円滑になるはずとアドバイスします。
「権利を主張できなさすぎるのも、それはそれで問題があります。育児中で時短勤務が認められているのに、周りの空気を読んで帰れないのでは本末転倒ですから。大事なのは、“決して当然の権利と思っているわけじゃない”ということを周囲にうまく伝えること。『今日は子どものお迎えがあるので、すみませんがお先に失礼します』と、きちんとお礼とお詫びの気持ちを伝えたうえで、帰宅するようにするといいのではないでしょうか。結局はバランスを取ることが重要なのだと思います」(赤井さん)
働きながらの育児が大変なのは、ほとんどの人が理解していること。社会も会社もワーキングママをサポートしようという機運が高まっているからこそ、それが“当たり前”と思わないことが大事なのかもしれません。萎縮したり、罪悪感を抱いたりする必要は全くありませんが、それでも謙虚な気持ちは忘れずにいたいものです。
(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)