権利ばかり主張してない? “モンスターワーママ度”をチェック!

第3回 ”モンスターワーママ”、その実態とは?
育児期のママは誰しも余裕がなくて、いっぱいいっぱいになってしまうもの。社会や会社が理解を示してくれたとしても、なかなか思うように仕事ができない……そんなジレンマを抱えながら日々過ごしているママも多いかもしれません。

しかし、なかには職場の人たちに迷惑を掛けても当然というような態度によって、周囲から煙たがられ、“モンスターワーママ”と呼ばれてしまう人たちがいます。

そこで、自分がそんなモンスターワーママになっていないか、育児期のママ事情に詳しいカウンセラーの赤井理香さん監修のもと、チェックテストを作成してみました。

●あなたの“モンスターワーママ”レベルは?

次の質問に自分の考えが当てはまるか、〇か×で答えてください。

(1)権利は主張して当然だ
(2)子どもを産んだ自分は偉い
(3)コンサートやレストランなど、どこにでも子どもを連れて行く
(4)早退や定時上がりは当然だと思っている
(5)自らが行動を起こして会社の体制を変えたい
(6)上司にも割と臆さずに提案する
(7)職場でよく子どもの話をする
(8)思ったことは正直に言うべきだ
(9)「どうせ男には分からない」が口癖
(10)給料分しか働きたくない
(11)自分の判断は正しいと常に思っている
(12)小中高では学級委員をやっていた
(13)学校の成績は良かった方だ
(14)空気が読めないと人に言われる
(15)物事は合理的に考えるべきだ
(16)無理に場を和ませることはない

では、早速モンスターワーママ度合いをチェックしてみましょう!

・〇が1個から5個の人
「モンスターワーママ度 30%」

・〇が6個から10個の人
「モンスターワーママ度 50%」

・〇が11個以上の人
「モンスターワーママ度 80%」

権利ばかり主張してない? “モンスターワーママ度”をチェック!

●権利の主張と謙虚さのバランスを大切に

結果はいかがでしたか? 赤井さんによると、モンスターワーママ度合いが高い人は、視野を広げるようにすると、同僚との関係も円滑になるはずとアドバイスします。

「権利を主張できなさすぎるのも、それはそれで問題があります。育児中で時短勤務が認められているのに、周りの空気を読んで帰れないのでは本末転倒ですから。大事なのは、“決して当然の権利と思っているわけじゃない”ということを周囲にうまく伝えること。『今日は子どものお迎えがあるので、すみませんがお先に失礼します』と、きちんとお礼とお詫びの気持ちを伝えたうえで、帰宅するようにするといいのではないでしょうか。結局はバランスを取ることが重要なのだと思います」(赤井さん)

働きながらの育児が大変なのは、ほとんどの人が理解していること。社会も会社もワーキングママをサポートしようという機運が高まっているからこそ、それが“当たり前”と思わないことが大事なのかもしれません。萎縮したり、罪悪感を抱いたりする必要は全くありませんが、それでも謙虚な気持ちは忘れずにいたいものです。

(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)

お話をお聞きした人

赤井理香
赤井理香
幼稚園教諭、保育士、能力開発講師と長年幼児教育に携わる。現在はカウンセラー、講師として活動中。著書に「はじめよう!おうちサロン」と「『最高の自分』を引き寄せる!幸運手帳術」がある。男女二児の母。
幼稚園教諭、保育士、能力開発講師と長年幼児教育に携わる。現在はカウンセラー、講師として活動中。著書に「はじめよう!おうちサロン」と「『最高の自分』を引き寄せる!幸運手帳術」がある。男女二児の母。