市民参画型インフラ情報プラットフォームの構築・提供・運営を行う Whole Earth Foundationが、ガイナーレ鳥取と共に、鳥取県鳥取市内に分布するマンホールの画像を集める市民参加型イベント「マンホール聖戦 in鳥取」を、9月10日(日)～16日(土)の7日間、実施する。

ゲームで全国のインフラを総点検

Whole Earth Foundationでは、インフラ老朽化の課題に対し、市民が力を合わせてマンホールを撮影・投稿、レビューし合うことでインフラの保全を図る、社会貢献型位置情報ゲーム「TEKKON」を提供。さらに同ゲームを利用し、市民の力で老朽化した全国のインフラを総点検するイベント「インフラ聖戦」を行ってきた。

「マンホール聖戦」は、各都市の指定エリア内のマンホール写真を撮影し、その投稿数を競い合うイベントとなっている。

投稿された情報を自治体やインフラ企業に提供することで、傷んだ蓋の交換につなげるなど、老朽化が問題となっているマンホール蓋の維持管理の効率化を目指しており、これまでに集まったマンホール画像は約411万枚(2023年8月現在)を超えている。

シビック(市民)とテック(テクノロジー)を組み合わせた「シビックテック」と呼ばれるこうした取り組みは、市民がITなどのテクノロジーを活用して社会課題の解決を目指す先進事例として注目を集めている。市民の力で全マンホール画像取得の達成という成果を上げた自治体(石川県加賀市、静岡県三島市)もあり、着実な広がりを見せている。

投稿数に応じて景品もプレゼント

こうしたWhole Earth Foundationの活動に賛同したガイナーレ鳥取、明治安田生命、鳥取市の協力を得て、市民の力で社会インフラ保全に取り組むイベント「マンホール聖戦 in 鳥取」は共催することに。

今回は、鳥取市内の対象マンホール、計1万基の撮影コンプリートを目指す。投稿数や条件によって地域特産品、ガイナーレ鳥取関連グッズなど景品もプレゼントされる。

配信： STRAIGHT PRESS