「J-GENERATION」2023年10月号（鹿砦社）
――ジャニーズチェックに連日精を出すジャニオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中！
B美……永遠の29歳。人生の半分以上をジャニーズに捧げている、ジャニオタ歴20年超の芸能ライター。今一番気になるアイドルは、笑顔がかわいい子。
C子……永遠の35歳。デビュー組からジャニーズJr.に降りた月刊誌編集者。好きなアイドルはフレッシュな子。
Snow Man・向井康二の怒涛のジャニーズ人生
B美 Snow Manのシングルがまたバカ売れしてるね。9月12日発表の「オリコン週間シングルランキング」で、ニューシングル「Dangerholic」の初週売り上げが86.9万枚だったって。同日付の「ORICON NEWS」の記事によると、「連続初週売上50万枚超え作品数」（原文ママ、以下同）は8作連続になり、「男性アーティスト史上初となる8作連続初週売上50万枚超え」も達成したそうだね。
C子 Snow Manは2020年1月にSixTONESと同時デビューして、いつの間にか人気に火がついたじゃん。デビューから3年が経過して、その勢いは落ち着くどころか、どんどんファンが増えている印象。そういえば、「J-GENERATION」23年10月号（鹿砦社、以下「Jジェネ」）はSnow Man特集の第2弾だったよ。
B美 8月号では「Snow Manの現在地～vol.1 阿部亮平・宮舘涼太・目黒蓮」と題してメンバー3人を取り上げていたけど、今回は向井康二、渡辺翔太、深澤辰哉をフィーチャーしてるんだね。
C子 スノ担の私からすると、またも謎の組み合わせなんだけど（笑）。表紙の写真や名前の記載も左から向井、渡辺、深澤の順になっているけど、何順なんだろう……。
B美 中身自体も、康二の特集からスタートしてるね。康二って、もともとは関西ジャニーズJr.として活動していて、19年1月に目黒、ラウールと同じタイミングでSnow Manに加入したじゃん。オリジナルメンバーの2人じゃなくていきなり康二をピックアップするんだ、って妙なところが引っかかっちゃった（笑）。でも、もしかしたら今のSnow Manファンの中には、康二の関ジュ（関西Jr.）時代をよく知らない人は多いのかも。
C子 そうだね。今回の「Jジェネ」はデビュー後にファンになった人たちにはうってつけの1冊だよ。特に前半は、関ジュの頃の写真が多いし。6～10ページは黒髪でフレッシュな印象。体つきも今よりも華奢だなあ。
B美 9ページの写真って、たぶん舞台の1コマを撮影した場面だよね。康二、数匹の魚がついたロープを持っているんだけど、この魚が作り物だからジワジワくる。たぶん客席で見てたらそんな気にならないのかもしれないけど、こうやって写真で見ると安っぽくてさ（笑）。
C子 10ページは腰回りに葉っぱの装飾をつけた康二が、両手を合わせて何か拝んでるね。ここ、テキストを読むと写真とは全然関係ないんだけど、スゴく懐かしい気分になっちゃった。康二は06年にお兄さんの達郎さんとともにジャニーズ事務所に入所して、「ムエタイ向井ブラザーズ」という兄弟ユニットを組んでいて。そもそも、02年に創業者のジャニー喜多川氏（19年に死去）がタイのムエタイ道場で康二の写真を見てスカウトしたことがきっかけなんだけど。
B美 ああ……そうだったよね。でも、今はジャニー氏の性加害問題が世間を賑わせているから、今後はこういうジャニー氏に関するエピソードも、テレビとかでは話しにくくなっちゃうのかな？ お兄さんはその後退所したわけだけど、18～21ページあたりは兄弟の絆が感じられる話もある。もちろん、達郎さんの存在はファンにとってもおなじみだけど、普通のアイドル誌はここまで踏み込んで書かないよね。
C子 関ジュ時代に活動をともにしていた室龍太の記述もあるね。同じくお兄さんがジャニーズに所属していた龍太くんと康二は似た境遇だとか、テキストを読むと康二の怒涛のジャニーズ人生について考えさせられるなあ……。Snow Manに加入した頃の話もあって、かなり読み応えあると思う。康二たちをSnow Manに入れることを決断したタッキー（滝沢秀明氏）の名前も出てくるし。
B美 ところで12ページの康二の写真、Jr.内ユニット・元IMPACTorsのメンバー・佐藤新くんにちょっと似てない？ 現在はタッキーの事務所「株式会社TOBE」の「IMP.」として活動してるけど、新くんってタッキーの“オキニ”（お気に入り）って言われてるよね。この写真は照明が暗くて顔がちょっと見えにくいんだけど、どことなく目元とか鼻あたりが少し新くんっぽい。
C子 私は18～29ページ頃までの黒髪の康二を見ると、Snow Manに加入した当時の、まだ気を張っていた次期を思い出して胸がきゅっとする。表紙に使われているのは最近の写真で、個人的にはこれくらい髪の色が明るいほうが、“Snow Manの向井康二”っていうイメージ。
B美 黒髪だと、少し幼い印象になるよね。30～38ページは茶髪だけど、前髪のセットがあまり好みじゃないかも。表紙の写真はカラーも毛流れもキレイで、王子様ふうスタイルだね。いや～、康二の特集は写真もテキストもエモかったわ。
C子 次はなべしょ（渡辺）のコーナーだけど、こっちはオモシロ写真が満載だったから、新規ファンが見たらギョッとしそうだなと思った（笑）。
B美 なべしょといえば、近年は「美容男子」なんて言われているけど、この頃はまだ垢抜けてない、美容にも今ほど力を入れてなさそうな時代の写真だね。42～44ページとか、今と比べると随分と顔がのっぺりしているし……。って、45ページの写真、何!? なんか、紫のドレスに金髪のカツラで、魔女みたいな出で立ちじゃん（笑）。想像だけど、これってもしやタッキーの仕業では……？
C子 そうそう。これは確か美輪明宏のコスプレだったと思う。10年7月に行われた『タッキーサマーコンサート2010 Youも来ちゃいなよ タッキーリゾート建築中 見学会』（神奈川県・横浜アリーナ）内にて、タッキー＆翼の曲「Venus」をスピリチュアルバージョンで披露したのよ。その時の写真じゃないかな。
B美 出た～！ 『タッキーリゾート建築中 見学会』！ 「Jジェネ」3月号のSnow Man特集でも、特攻服を着たヤンキーふうのタッキーたちの写真が載ってたよね。美輪さんにヤンキーって、一体どんなコンサートだったのよ……。たぶん同じ頃の写真だと思うけど、46ページのなべしょ、頬骨が浮き出ちゃって、心配になるレベル。
C子 だいぶお疲れ気味のようだね。ちゃんと寝てる？ 食べてる？ って言いたくなっちゃう（笑）。若い時代だからこそのシュッとした感じ。そして、49ページからは赤ちゃんふう衣装、特攻服、美輪さんと、コスプレ衣装のオンパレードだよ。
B美 58ページも、これまたツッコミを入れざるを得ないカット。見たことあるテイストの衣装だけど、もしかして11年の舞台『新春 滝沢革命』の演目「ミラクルワールド」じゃない？ 「Jジェネ」8月号にも、舘様（宮舘）がクラゲに扮した写真が載ってたじゃん。このなべしょは、頭がオレンジだから、ニンジンかなんかの被り物なのかと思ったんだけど、ネット上で当時のファンのレポートを探してみると、「魚」だったって。頭は尾びれってことか。胴体にちゃんと目がついているし。
C子 「魚」って、かなりざっくりしたコンセプトだよね（笑）。61ページは和装だったり、もはやなべしょのコスプレ写真集みたい。康二と比べると昔の写真が多いし、いろんななべしょが見られると思う。
B美 58ページの魚はわりと楽しそうな表情なのに、60ページで三味線を弾いている姿は“虚無顔”だね。62ページのなべしょは、ヘアスタイルとかキリッとした顔つきが、俳優・京本政樹みたい。ヘンテコな衣装の写真が多いけど、シリアスな表情もあってよかったわ。個人的には、68～69ページくらいのビジュアルが好きかな。顔にほどよく肉がついていて、眉毛の形やヘアスタイルも悪くないし。
C子 前半は前髪をアイロンで伸ばして、両サイドはパーマでボリュームを出してる感じとか、この時代ならではのヘアスタイルだよね。全体的なビジュアルも結構変わっているし、正直に言うと、最近ファンになった人は衝撃を受けるのでは……？ 本人からすると、“黒歴史”かもしれないけど、こうやっていろんな衣装を着させられながらもファンを楽しませてくれていたんだなと思うと感慨深いよ。
B美 ラストのふっか（深澤）も、最新の写真は少ないものの、貴重なカットが多いね。ざっと見た限り、同じく特攻服やら赤ちゃんふうの衣装の写真もあるんだけど、なべしょを見た後だと、インパクトに欠けるわ～。テキストは、ふっかのキャラクターに関する内容がメインかな。スタートの79ページで、いきなりタッキーの話が出てくるね。
C子 ふっかはジャニーズに入った当時、タッキーや山下智久を目標としていたんだってね。でも、タッキーに「目指す路線、おまえは多分違うぞ」と言われて、カッコつける二枚目からお笑い路線に変更した、と。ふっかはSnow Manの中でもとりわけ、タッキーとの関わりが深い印象なのよ。それが今は違う道を歩むことになったわけだけど、この状況について何を思っているのかなっていうのは、ファンとしては気になるところ。
B美 82ページはふっかとタッキーのツーショットだし、86～87ページにも、ふっかやJr.がタッキーを囲んでいるようなカットがあるね。
C子 87ページは、ちょうどふっかがタッキーを見ているような構図になっているから、あらためてタッキーがいた時代の写真を見ると、しみじみしちゃう。
B美 ふっか、あまり“盛れてる”っていう写真は多くないけど、私は94～95ページで正面を向いているところが好きかな。95ページで太鼓叩いてる1枚なんか、めっちゃイケメンじゃん。
C子 私が見てほしいのは、94ページの和装で正座しているカットだな。ほら、手がキレイでしょ～。ふっかって手がとても美しくて、「ふっかの手が好き」っていうファンも多いのよ。
B美 確かに、95ページ（右上）で腰に手を置いている瞬間も、指が細長くてキレイなのがわかるわ。一方で96ページのボクシングシーンは、目元に鋭さがあってワイルドだね。
C子 99ページは、A.B.C-Zの河合郁人っぽいよ。2人はメンバーカラーが同じ紫なんだけど、全身紫の衣装だから、より河合くんみがある。
B美 足をちょっと曲げてウインクしてるあたりも河合くんに似てるね。この時、意図的に河合くんのモノマネをやっていたのか、ふっかの素なのかはわからないけど。
C子 それと、スノ担の私からすると111ページの写真は興味深かったな。これ、今年のドームツアー『Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME』での写真なんだけど、耳に入れてるイヤーモニターのデザインがよく見えるのよ！
B美 どんなデザインだったのか気になっていたファンも多いだろうから、この写真は要チェックだね！ ちなみに、次の11月号はSnow Man特集の第3弾だって。最後のページに「佐久間大介、岩本照、ラウールの魅力を総ざらい。お宝フォト満載でお届け！」と告知がある。
C子 個人的に、ラウールのページがどうなるのか気になる。Snow Manに加入する前、Jr.内ユニット・少年忍者に所属していた頃の写真とか素材があるのか……次号も楽しみ！
配信： サイゾーウーマン
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