噛まれて「いったーーーい!」はNG【保育士解説】1歳にも伝わるしつけのコツ

噛まれて「いったーーーい!」はNG【保育士解説】1歳にも伝わるしつけのコツ

1歳を過ぎると自我が芽生え始め、イヤイヤ期のスタート地点に立つ時期。これまでなかった「噛みつき」が始まった。嫌な時、眠たくなる時など、子どもの機嫌が悪くなると噛んで訴える子どもが出てきます。家でならまだしも、園でもお友だちを噛んでしまうことも・・・親としては今すぐ絶対にやめて欲しい行動ですよね。でも相手はまだ1歳になったばかりの子ども。どのように伝えればよいのか、やめさせるためにはどうすればいいのか、現役保育士ママのまお先生(@babymassage_mao)が解説します。

1歳ごろの子どもの成長

1歳を迎えるころの子どもは、0歳だった数か月前に比べて、ずいぶんと成長を感じられることが増えてきます。体の発達はもちろん、言語の発達もグンと伸び、大人とコミュニケーションができる面も。しかし個人差が大きい時期ですので、発達の目安は参考程度でごらんくださいね。

・1人で歩けるようになる

・簡単な言葉が理解できるようになる

・積極的に気になった所に一人で探索する

・手や指先を使って、いろんな物を取ったり掴んだりできるようになる

・離乳食から完了食に移行し、自分で食べようとする

・「マンマ」などの片言で話そうとする

・「自分で」が芽生え始める

上記以外にもありますが、このような成長が見られます。子ども本人にしっかりと「〇〇したい」という気持ちが芽生え、周囲と気持ちがぶつかることが増えてきます。そんなことから、おもちゃの取り合いや自分のテリトリーに侵入されるなど不快なとき「噛む」という行動に出る子がいます。

噛みつく原因はいろいろ

噛みつきをしてしまう子どもにも、ちゃんと理由があることがほとんどです。

たとえば、1歳ではまだ難しい「言葉を話す」という手段がまだ未発達なため、噛んで嫌な気持ちを表現していることも。また、欲しいものをお友だちが手で持っているとき、かんで奪い取ることもあります。「相手がまだ使っているかも」など、相手の思いを考えるのが難しい時期ゆえの噛みつきです。

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