生クリーム&ゼラチン不要♪「米粉パンナコッタ」作ってみた!むっちりミルキーな和風ドルチェに♡【農家直伝】

生クリーム&ゼラチン不要♪「米粉パンナコッタ」作ってみた!むっちりミルキーな和風ドルチェに♡【農家直伝】

こんにちは♪お菓子教室Ks Kitchen を主催している加藤奈桜子です。パンナコッタといえば生クリームをたっぷり使ったイタリアのドルチェ(スイーツ)。今やレストランだけでなく、コンビニやスーパーでも買えるほど定番になりましたね。ところで、「panna」はクリーム、「cotta」は煮るという意味なんですが、今回、新潟県の農家から生クリームを使わない「米粉パンナコッタ」を教わりました。はたして、米粉であのリッチな食感は出せるのか?さっそく作ってみましょう!

米粉+ジュース=ゼリー!?「米粉みかんゼリー」作ってみた!ゼラチンなしでも超プルな件【農家直伝】

90年代に流行ったスイーツの1つがパンナコッタ。
当時はイタリア料理が流行っていて、アンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェというワードもよく耳にしましたね、懐かしい(笑)。
ドルチェで大ヒットしたのはティラミスですが、少し遅れてパンナコッタも人気が出ました。

イタリアのスイーツはとにかく手軽に作れて失敗が少ないのが魅力。家でも作りやすいのがブームの要因の1つだったのでしょう。
パンナコッタも生クリームと牛乳と砂糖を煮てからゼラチンを加えて冷やし固める、という手軽さが人気でした。

今回教わったレシピは、なんと生クリームとゼラチン不要!米粉を使って作ります。
作り方は簡単ですので、しっかりコツを掴んでいきましょう!

むっちりツルン♡「米粉のパンナコッタ」

【材料】(プリンカップ5個分)
米粉…40g
グラニュー糖…30g
牛乳…400ml
バニラビーンズペースト(バニラオイル、バニラエッセンスでも可)…少々

【作り方】
1.ボウルに米粉と牛乳を入れてよく混ぜる。


2.1をザルで濾し、グラニュー糖を入れて火にかける。

米粉がダマになっている場合もあるので、面倒でもザルでしっかり濾しましょう!

3.絶えず混ぜながら加熱し、沸騰してからさらに30秒、鍋底からしっかり混ぜ加熱し続ける。

最初はサラっとした液体ですが・・

次第に米粉のとろみが出てきて、ホワイトソースの様な見た目に。
とろみがつき始めると焦げやすいので、手を止めないでくださいね!

4.バニラビーンズを加えてよく混ぜ型に入れたら、冷蔵庫でしっかりと冷やす。

ここがポイント!
しっかりと火を入れることで滑らかに仕上がります。

バニラビーンズペーストがない場合はバニラオイルやバニラエッセンスでもOK。
その場合、バニラオイルは生地が温かいうちに入れてもいいのですが、バニラエッセンスを使う場合は香り飛びを防ぐ為、粗熱が取れてから加えることをおすすめします!

今回は小さなココット1つとガラスの保存容器に入れました。
プリン型が無くても、家にある耐熱用の容器でOK!
大きく作ったものをスプーンですくってお皿に盛るとまた違った風合いになりますよ。

しっかり固まると、型を少し傾けるだけで自然に中身がはがれます。

お皿にひっくり返してお皿ごとしっかり持ったら数回上下に大きく振りましょう。

そして、ゆっくり型を上げるとツルンと簡単に出てきます。

ゼラチンで固めているわけではないので、柔らかく広がります。
そのままいただいてみると、牛乳の甘さとバニラの甘い香りが口いっぱいに広がります♡
お好きなジャムを添えてもおいしそう。
これはお子さんも安心して食べられるやさしい味です。

ラム酒を効かせた大人用ソースかけてみた♪

シンプルな甘さのパンナコッタもいいですが、オトナ向けにはちょっとひとひねりしてみましょう!
ラム酒にきび砂糖を入れた魅惑のソースをかけてもGOOD。


【ラム酒のソース】
きび砂糖…大さじ3
ダークラム酒…小さじ2
エスプレッソパウダー…あれば少々

きび砂糖とラム酒をよく混ぜて、パンナコッタの周りにかけます。

エスプレッソパウダー(なければココアパウダーでも)を茶濾しを通して振りかけたら出来上がり。

スプーンを入れてみると米粉特有のムチッとした弾力を感じます。

やさしいミルキーな味が一変!
ラム酒の効いた深い味わいに♡これは深夜のデザートですね~。

あんことゴマで和風アレンジ♪

「パンナコッタ」というと洋風なイメージがあると思いますが、あんこやゴマといった和の食材とも好相性なんです!
すりゴマと練りゴマのダブル使いでググっと和風にイメチェンしちゃいましょう。

【材料】
こしあん…大さじ山盛り2
お湯…大さじ1
すりゴマ…小さじ1/2
練りゴマ…少々

作り方は簡単!
お湯を加えてゆるくしたこしあんをかけ、上からすりゴマを少々を振り、さらに練りゴマを単体でたらりとかけたら出来上がりです。

こちらはパンナコッタをスプーンですくって落とした盛り付けに。

こしあんの甘さ、すりゴマの香ばしさ、練りゴマのコクが加わりまさに渾然一体。
さっきまでの甘くやさしい口当たりもいいですが、ダブルのゴマ使いにより香ばしく品格のある味わいに。

ひとつのパンナコッタがアレンジ次第でこんなに楽しめるなんて、なんだか得した気分になりますよ♪
今回のレシピは、生クリーム不使用なのでたっぷり食べても胃に負担がかからず、食べたあとのお腹も軽いです。

また、米粉で固めているのでゼラチンでは味わえないむっちり感あり!それでいてツルンとしたなめらかさもあります。
ぜひ、この口当たりを体感してみてくださいね。

★今回のレシピは、広報誌 新潟県JA佐渡「かあちゃんキッチン」からの提供でした。ぜひこちらもご覧ください。
http://jasado-kitchen.blogspot.com/2013/03/blog-post.html

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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