きゅうりを炒める???「きゅうりは生で食べるもの」というわたしの先入観を刺激する興味深いレシピを見つけました。中国料理界の重鎮、脇屋友詞シェフがYouTubeチャンネルで紹介している「きゅうりのガーリック炒め」。たっぷりのにんにくと細切りしたきゅうりを炒め、塩とこしょう、お酢で味付けするんですって。炒めたきゅうりって一体、どうなの?それに、シンプルすぎる味付けも気になるわ~。よし、作ってみよう!
コツは加熱しすぎない!まさかの炒めテクで「ガリバタきゅうり」に挑戦♪照り照りでコクがあってうんまっ!
プロ直伝!「きゅうりのガーリック炒め」を作ってみた♪
材料と作り方はこちら。
【材料】2~3人分
きゅうり…3本
にんにく…10かけ
「太白胡麻油」…大さじ3強
唐辛子…2~3本
花椒(粒)…5~6粒 ※入れなくてもOK
酢…大さじ3
水…大さじ3
ゴマ油…大さじ1
塩…適量
こしょう…適量
今回は分量を半分にして1人分作ります。主な材料は、きゅうりとにんにくだけってところもいいですね。
脇屋シェフがよく使う「太白胡麻油」は、ゴマ油特有の香りがなく、ゴマ本来のコクと旨味が楽しめることが特徴だそうです。
※調味料の計量について
動画の中で脇屋シェフが調味料の計量に使っていた大さじは、計量スプーンではなく、カレーなどを食べるときに使う、大きめのスプーンでした。計量スプーン大さじ1杯の方がカレー用スプーン1杯よりかなり量が多くなるので、今回はわたしも脇屋シェフに倣って、カレー用スプーンで計量することに。
わが家のカレー用スプーンと脇屋シェフの使用していたスプーンがどれくらい違うかわかりませんが、計量スプーンほどの違いは生じないと思われます。
【作り方】
1. きゅうりの皮をピーラーで適当に剥きます。きれいに全部剥かず、まだらでOKとのこと。
皮を剥いたきゅうりは半分に切って、細切りにします。
2. にんにくは皮を剥いて、1/2~1/3に切ります。
みじん切りではなく、ゴロッとしたにんにくを使うんですね。
3. フライパンに「太白胡麻油」を引き、弱火にかけ、にんにくを入れます。
フライパンを斜めに傾けて油を集め、にんにくがこんがりするまで弱火でゆっくり加熱します。
にんにくがこんがりするまで、7分ほどかかりました。
4. 3に唐辛子と花椒を入れて炒めます。
唐辛子と花椒の香りが立ったら、強めの中火にして、細切りしたきゅうりを入れて炒めます。
5. きゅうりが油となじんだら、塩とこしょうを入れて、軽く炒めます。
続いて、水と酢を入れて軽く混ぜ、ゴマ油をたらして、さっと炒めたら出来上がり。
調理時間は13分。にんにくをこんがりさせるのに時間がかかりましたが、難しい工程はなく、とっても簡単に出来ました。
花椒とにんにくの、とってもいい香りがします。
では、いただきます!
おお~、おいしーーーい!!! 炒めたきゅうりには、生のきゅうりのような青臭さはなく、でも、シャキシャキ&ポリポリしたきゅうり特有の食感は残っています。
塩とこしょう、酢と超シンプルな味付けながら、味がしっかりついていてめちゃめちゃ美味。酢は酸味とともにコクをプラスして、味の奥深さを演出しているようです。
花椒の爽やかな香りがふわっとして、唐辛子とこしょうのピリッとした辛味が後味に残ります。そして、にんにく!じっくり加熱したにんにくはホクホクして甘ーーーい。きゅうりと一緒に食べるとおいしさが倍増します♪ きゅうりとにんにくって、相性ばっちりなんですね。
きゅうりもにんにくも酢も、家でよく使ういたって普通の材料なのに、炒めるという調理法で、今まで家で食べたことがない味に仕上がっているところがすごい。さすがプロ!わが家の「甘辛しょうゆ味」一辺倒な食卓に新しい風を吹かせてくれました。ありがとう!
そして、この「きゅうりのガーリック炒め」は、味もさることながら、体にこもった熱を取ってくれるきゅうりとスタミナ満点のにんにくを使っているので、暑さで疲れた体も元気にしてくれそうです。
ちなみに、中国では体を冷やすことを嫌い、きゅうりは生ではなく加熱調理して食べるのが定番なんだそう。医食同源ってことですね♪
配信: あたらしい日日
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