調理方法を工夫して「飽き」防止!
ゆで時間が短く、ささっとご飯を作りたい時に便利なそうめん。ただ、いつも同じ食べ方だと少し飽きてしまうことも…。今回は、常温で長期保存ができてローリングストックにもおすすめのそうめんを使った、アレンジレシピを2品紹介します。
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パリパリの食感がアクセント! シーザーサラダ
一品目はサラダにのっているクルトンの代わりに、パリパリに揚げたそうめんをトッピングする「揚げそうめんのシーザーサラダ」です。レシピに使った食材以外に、家にある野菜を使ってももちろんOK。買ってみたものの、余り好みでなかった…というそうめんの活用にもおすすめです。
あんかけそうめんなどのアレンジも
このレシピは、多くゆですぎて残ってしまったそうめんを活用しても、もちろん大丈夫。パリパリ麺の皿うどんのように、上からあんをかけて食べることもできます。また、揚げたてに少し塩こしょうを振って、おつまみにするのもおすすめです。
揚げそうめんのシーザーサラダ
<材料>(2人分)
そうめん…1/2束
ベーコン…50g
葉物野菜(レタスなど)…200g
赤たまねぎ…1/4個
ミニトマト…3個
温泉卵…1個
粉チーズ…適量
ブラックペッパー…適量
揚げ油…適量
シーザーサラダドレッシング…適量
<つくり方>
①葉物野菜は水に放ち、シャキッとさせる。食べやすい大きさに切る。ミニトマトは半分に切る。赤たまねぎは薄切りにして水にさらす。ベーコンは食べやすい大きさに切る。
②そうめんを表示通りにゆで、流水でよく洗い、ペーパーで水気をしっかりととる。
③フライパンに油を深さ1cm程度入れて140度に熱し、②を静かに入れる。麺に隙間ができるよう箸で広げる。
※中心部分がきつね色になりにくいので、広げるとき、中心部分に隙間ができるようにします。
④片面がきつね色になったら裏返して揚げる。
⑤両面がきつね色になったら、取り出してペーパーの上に置き、油をしっかりと切る。
⑥ ⑤のフライパンの油を別の容器に移し、フライパンを洗わずにベーコンを入れてカリッとするまで炒める。
⑦野菜を器に盛り、ベーコン、⑤を割りながらのせ、上に温泉卵をのせる。シーザーサラダドレッシングと、粉チーズ、ブラックペッパーを振る。
アジアの味付けで食が進む!ベトナム風つけ麺
ベトナム・ハノイ名物のつけ麺「ブンチャー」。甘じょっぱいたれに麺をつけて、たくさんの香草や野菜と一緒に食べる料理です。本場では「ブン」という米麺を使いますが、今回はそうめんで手軽にアレンジしました。スーパーで手に入る食材ばかりなので、ぜひトライしてみてくださいね。
そうめんブンチャー
<材料>(1人分)
そうめん…1~1.5束
豚薄切り肉…50g
ニンニク(すりおろし)…小さじ1/4
葉物野菜(レタスなど)…適量
香草(パクチー・大葉・ミントなど)…適量
大根(千切り)…少々
ニンジン(千切り)…少々
Aニョクマム(もしくはナンプラー)…大さじ1.5
A砂糖…大さじ1.5
A湯…大さじ4
A酢…大さじ1
A生唐辛子(赤唐辛子でも可)…お好みで適量
レモン・ライムなどのかんきつ…適量
白コショウ…適量
<つくりかた>
①豚肉は食べやすい大きさに切り、ニョクマム小さじ1(分量外)と白コショウ、ニンニクをもみ込む。
②小さめのボウルにAをよく混ぜ合わせ、大根、ニンジンを加えてしばらく置く。
③葉物野菜、香草は水に放ちシャキッとさせ、食べやすい大きさに切る。
④フライパンにサラダ油(分量外)をいれて熱し、豚肉を両面こんがりと焼く。
⑤そうめんは袋の表示通りにゆで、流水でよく洗い水気をしっかりと切り一口ずつにわけて皿に野菜とかんきつ類と一緒に盛る。
⑥器に②と焼いた豚肉を入れ、かんきつを絞り、そうめんや野菜類などを漬けながら食べる。
備蓄食材にそうめんがおすすめなワケ
そうめんは、ゆで時間が1~2分と短いため、卓上コンロしか使えない時でも、ガスボンベの使用量が少なくて済みます。加えて、常温で1年以上保存できるものが多く、万が一の時の主食(炭水化物)として活用できます。
台風前など、スーパーの棚からパスタ麺がなくなることはよくありますが、そうめんも、もしもの時の心強い味方になるはず。日頃から主食や副菜として消費しながら、使った分だけストックするローリングストックに取り入れてみてはいかがでしょうか。
<執筆者プロフィル>
中願寺あゆみ
料理家
雑誌・Webでのレシピ執筆、料理教室、ケータリングなど幅広く活動中。おつまみが得意。
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配信: 防災ニッポン