本当に美味しいぶり大根|何度も作りたい定番レシピVol.97

本当に美味しいぶり大根|何度も作りたい定番レシピVol.97

Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズ! 今回は冬の家庭料理の定番「ぶり大根」。ぶりと大根を煮るだけのシンプルな料理ですが、ぶりの生臭さが残ったり、大根にうまく味が染み込まなかったりということはありませんか? 今回は、アラを使ったうま味たっぷりのぶり大根の作り方を、下ごしらえから丁寧にご紹介します。ぶり大根と合わせたい、さっぱりとした副菜レシピも参考にしてくださいね。

これからの季節、美味しくなる「大根」と「ぶり」

冬が旬の食材を組み合わせたぶり大根は、まさに冬の家庭料理の定番ですよね。つややかにやわらかく煮えた大根には、ぶりのうま味がたっぷりとしみ込み、白いご飯もお酒もついついすすんでしまう美味しさです。

大根とぶりを煮るだけのぶり大根ですが、コツをおさえれば、ぶりの生臭みが出ることもなく、うま味たっぷりに美味しく仕上がります。ぶりは、ぜひアラを使ってくださいね。アラから出るだしで、うま味あふれるぶり大根になります。しかも、経済的!

それでは早速、冬のごちそう「絶品ぶり大根」を作りましょう!

基本のぶり大根の作り方

【材料(4人分)】

ぶりのアラ 500g
大根 1/2本
しょうが 1片
昆布 10cm
水 600ml
日本酒 100ml
醤油 大さじ4
みりん 大さじ4
砂糖 大さじ2

【作り方】

<食材の下ごしらえ>
大根とぶりはそれぞれ下ごしらえをします。
大根はそのまま煮込むと味が染みにくいので、下茹でをします。ぶりは煮る前にお湯で霜降りをしてから血やぬめりを洗い流し、臭みが出ないようにして使います。このひと手間でぐんと美味しくなりますので、ぶりのアラはしっかり下ごしらえをしてくださいね。

●大根の下ごしらえ
大根は厚めに皮をむき、2cmくらいの厚さに切り、半月切りにします。大根の角は、面取りをするときれいに仕上がります。

米のとぎ汁に大根を入れて火にかけ、下茹でをします。楊枝が刺さるくらいのやわらかさになったら、ざるにあけて洗っておきます。

●ぶりの下ごしらえ
ぶりは塩をふって15分くらいおいて生臭みを出し、水で洗います。

鍋にお湯を沸かしたら、ぶりを入れ、全体が白くなったらざるにあけ、冷水にとります。
流水で、血の塊やうろこ、ぬめりなどをしっかり取ります。骨の間の血などもしっかり洗い、キッチンペーパーなどで水けを取ります。

<ぶりと大根を煮る>
下ごしらえをしたら、ぶりと大根を合わせて煮付けます。
だしは昆布を使いましたが、アラから美味しいだしが出るので、水だけでもいいです。あとは、日本酒、みりん、醤油と砂糖のシンプルな調味料で美味しくできますよ。

1.鍋に水と日本酒と昆布を入れて火にかけ、沸騰したら、下ごしらえしたぶりのアラと、皮つきのまま薄切りにしたしょうがを入れて数分煮ます。このとき、アクがでてきたら取り除いてください。

2.みりん、砂糖、下茹でした大根も入れて、落とし蓋をして5分程度煮てから、醤油を加えます。落とし蓋はキッチンペーパーを鍋のサイズに合わせて丸く切り、穴をあけたものを使うと、後片付けもラクチンです。落とし蓋をすることによって、煮汁がまんべんなく対流し、混ぜなくても全体に味が行きわたります。

3.20分ほど煮込みます。煮汁が少なくなって大根に照りが出たらできあがりです。
煮あがったばかりのぶり大根も美味しいですが、一度冷ますことで味が染み込み、さらに美味しくなります。食べるときに温め直し、針しょうがや柚子の皮などを添えたり、山椒を振ったりすると、香りよく風味が増します。

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ぶり大根

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