イライラの原因は高すぎる理想
自分でも信じられないくらいイライラする日々に、この状態は娘にとっても自分にとっても良くないと感じ、冷静にその原因を分析してみました。
すると、私自身がイライラする場面には、「理想」へのこだわりがあると思い至りました。トイトレにしろ、寝る時間にしろ、私の理想とする姿が強くあり、その理想と違うことに焦り、落胆してイライラしていたのです。
多少理想と違っても受け入れるように
この状況から脱するために、まずこの理想を掲げることをやめてみました。代わりに、イライラしそうになったら「子育ては理想どおりにはいかないもの」「まあいいか」と呪文のように心の中でつぶやくようにしたのです。その結果、徐々にイライラしなくなってきました。
結局幼稚園に入園するまでおむつ生活でしたが、入園後にはすぐおむつがとれましたし、寝る時間も多少は遅くなってしまう日もありますが、時間にこだわってうまくいかないことを嘆きながら眠るよりは、穏やかな気分で入眠できるようになりました。
これまで、母親である私が娘のためだと思っていくら理想や目標を掲げても、娘にまったくその気はなかったり、娘にとってはただの押し付けになっていたりすることが多々ありました。本当に子育ては思い通りにいかないと感じます。今は理想を高く持つことよりも、多少理想と違っていても、娘と自分が笑っていられる過ごし方を優先するようにしています。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/星田つまみ
著者:澤崎 凪
1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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