【シン・卵料理】「目玉崩し焼き」だと⁉目玉を壊した焼き卵を“焦がしチーズ”と“とろけるチーズ”でサンド⁉

【シン・卵料理】「目玉崩し焼き」だと⁉目玉を壊した焼き卵を“焦がしチーズ”と“とろけるチーズ”でサンド⁉

真っ白な白身にまん丸の黄身が鎮座しているのが、目玉焼き。では、目玉崩し焼きとは⁉単に黄身を崩した目玉焼きのようなもの…では、ありません!目玉を崩した目玉焼きは正しいのですが、焦がしてカリカリなチーズととろけるチーズで、その焼き卵をサンドするんです。2種のチーズで2種の食感と味わい、そこへ焼いた卵の旨味が相まってもう…♡っていう料理みたい。うん、絶対おいしいやつ~!さっそく作ってみま~す♪

【板前の裏ワザ】目玉焼きをヅケに⁉「漬け目玉焼き」に挑戦♪濃厚黄身とぷりぷり白身に甘辛ダレ~♡

「目玉崩し焼き」考案者は料理人歴20年のこうせい校長

一般的な目玉焼きの作り方ではなく、あえて黄身を崩して焼く「目玉崩し焼き」を考案したのは、料理人歴20年のこうせい校長。飲食店も経営されている方で、自身のYouTubeチャンネル『飲食店独立学校/こうせい校長』の登録者数は81.2万人に上ります。

飲食店開業を目指す方向けに、プロの視点で料理解説する点が、他の料理動画とちょっと違うんですよね。調理のコツはもちろん、詳しい食材解説、お客様へのサーブの仕方などまで解説しているので、家庭料理では気づかないポイントも知れて勉強になりますよ。

「目玉崩し焼き」の主な材料は卵、チーズ、オリーブオイル。今回のレシピではチーズとオリーブオイルの使い方に特徴がありますよ。

焦がしチーズと溶かしチーズがポイント!「目玉崩し焼き」を作ってみた!

今回の料理で特徴的なのは、2種類のチーズをそれぞれ違う食感に仕立てて卵と合わせること。ひとつはチーズを焦がして使い、もうひとつはとろける食感に仕上げます。前者には「とけるチーズ」を、後者には「モッツアレラチーズ」を使用。

また、トッピングに使うオリーブオイルは、風味豊かなバージンオリーブオイルがおすすめですよ。

【材料】(1~2人分)
卵…3個
とけるチーズ…40g
とけるモッツァレラチーズ…40g
ピュアオリーブオイル…10g

(トッピング)
粉チーズ…適量
バージンオリーブオイル…適量
黒こしょう…適量

1.ボウルに卵を割り入れ、黄身を軽く崩す程度に混ぜます。

今回は目玉焼きではなく「目玉崩し焼き」なので、黄身が少し崩れる程度に軽く混ぜます。軽く崩すことで黄身の濃厚な部分と白身が全体に行き渡って、味にメリハリが付くそうです。

2.ピュアオリーブオイルを引いたフライパンを弱めの中火で温めて全体に油をなじませ、とけるチーズをまんべんなく広げて、こんがりと焼きます。

とけるチーズを焼いて焦がしチーズを作ります。5分弱焼くとこんがりときつね色になり、香ばしいチーズの香りが広がりました♪これだけでもおいしそう!

3.チーズ全体が程よくきつね色になったら1の卵液を流し、フタをして弱火で加熱します。

焦がしチーズの上に、黄身を少し崩した卵液を流します。目玉焼きの感じは残っていますが、黄身の部分が広がって一般的な目玉焼きのシルエットとは違いますね。

卵を少し加熱すると表面が固まり、後で投入するとけるモッツァレラチーズが沈みにくくなるそうです。今回は3分蒸し焼きにしました。

弱火で3分加熱したのがこちら。白身はほぼ固まり黄身はまだ固まっていない状態です。

4.卵が半熟状態になったら、とけるモッツァレラチーズを全体にのせ、フタをして卵をお好みの硬さになるまで加熱します。

卵の上にのせるのは、加熱するとよく伸びる性質のとけるモッツァレラチーズです。

フタをして、チーズが溶けるまで約3分弱火で蒸し焼きにしました。

5.「目玉崩し焼き」をひっくり返して盛り付けます。

弱火で3分蒸し焼きにするとチーズがほぼ溶けました。「目玉崩し焼き」はひっくり返して焦がしチーズの面を上にするのですが、表面のチーズがとろとろでひっくり返しにくいと思います。

筆者はフライ返しでひっくり返して盛り付ける自信がなかったため、フライパンの上から大皿をかぶせ、お皿とフライパンを密着させてからひっくり返しました。焦がしチーズの面にバージンオリーブオイル、粉チーズ、黒こしょうをトッピングしたら完成です。


異なるチーズの食感と風味が絶品!目玉焼きというよりもチーズガレット♡

「目玉崩し焼き」が完成しました。焦がしチーズがガリッ!としていて、表面はかなり硬い感じです。まるでトマトソースを塗ったピザのような見た目ですね。これが目玉焼きだなんて誰も信じないレベル!

カットしてみると…とろ~っと溶けたチーズが、一番下からお目見え♡

こうせい校長の動画では断面からチーズがとろ~りとお目見えしていましたが、実はお皿に盛る時に「目玉崩し焼き」がお皿から少しずれてしまいまして…。きゅきゅっと中央に寄せたら、溶けたチーズが一部に偏ってしまいました…。焼くのはそれほど難しくありませんが、盛り付けが難しかったです。

一番下の溶けたチーズを除けるとこんな感じで目玉焼きの層があります。画像に写っているピースはちょうど黄身の部分でしたが、白身だけだったり、黄身と白身がバランスよく入っていたりと、切り分けた場所によって黄身と白身の割合が異なりますよ。

食べてみると焦がしチーズのガリッ!とした食感と香ばしいチーズの風味がおいしい!それに対し、下はとろ~っと溶けたミルキーなチーズ♡これはチーズ好きにはたまらない味わいです!

でも、チーズの味が強すぎて正直、目玉焼きの存在感がありません(笑)。目玉焼き部分が生地役に徹し「目玉崩し焼き」は絶品チーズガレットと言い換えたいくらいのお味でした。

従来の目玉焼きの斜め上を行く「目玉崩し焼き」は目玉が飛び出るおいしさ♪

YouTubeチャンネル『飲食店独立学校/こうせい校長』で紹介されていた「目玉崩し焼き」は、従来の目玉焼きとは似ても似つかぬ、おいしくておしゃれな一品でした♪

筆者は黄身がとろ~っと流れる目玉焼きが得意ではないのですが、今回作った「目玉崩し焼き」は黄身の部分にもしっかりと火が入り、濃厚なチーズのおいしさと相まってガレット感覚でいただけました。

卵の加熱具合はお好みでとのこと。ただ、モッツァレラチーズをある程度溶かそうと思うと黄身の部分にも十分に火が入ると思うので、半熟に仕上げる方が難しい印象でした。

従来の目玉焼きにはもう飽きたという方、チーズ好きの方に作って欲しい一品です!ぜひお試しくださいね。

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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