
そもそもなぜ変更するの?
これまで、日本では1968年に定められたJIS(日本工業規格)を使ってきました。しかし、これはあくまで日本基準のマーク。そのため、衣類を海外へ輸出、輸入をする時に洗濯表示のタグを付け替える必要がありました。また海外の服を購入した際に日本の洗濯表示マークと違うため戸惑うケースも多発。「これでは困る!」ということで、国内外で洗濯表示が統一される、といった経緯になったのです。
新洗濯表示マークの意味(干し方・乾燥篇)
新しい洗濯表示マークは、今までの洋服のイラストモチーフではなく、メイン画像のようにとてもシンプルなマークに一新。シンプルで覚えやすいのか、似たようなマークで覚えづらいのか、好みが分かれそうです。また、乾燥機にかけていいかのマークが追加されています。
干し方のマークは計6つ。下画像の左から順に…
・平干しが良い
・日陰の平干しが良い
・吊り干しが良い
・日陰の吊り干しが良い
・ドリップ干しが良い
・日陰のドリップ干しが良い
となっています。ドリップ干しとは、洗濯物を絞らず干す方法だそう。
四角と丸で表示されているのはタンブル乾燥が可能かどうか。下画像の右から順に…
・普通の温度設定でタンブル乾燥可能
・低い温度設定でタンブル乾燥可能
・タンブル乾燥不可能
東京都クリーニング生活衛生同業組合によると、タンブル乾燥とはコインランドリーに置いてある乾燥機や、ドラム式の洗濯乾燥機の乾燥機能を指すようです。

