こんにちは、スーパー青果部の青髪のテツです。かぼちゃがおいしい季節ですが、みなさんは、あの硬い皮と実をどうやって調理していますか?多くの方は生のまま頑張って切っていると思いますが、一玉丸ごと切るとなるともはや硬すぎてとてもムリですよね…。そんなときは、今回紹介する裏ワザで楽々カットしていきましょう!カット後、ものの数分で出来る煮物レシピもご紹介します♪
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プロでもケガをするリスク…硬~い皮と実をどう切る!?
熟したかぼちゃが流通してきましたね。ねっとり甘くておいしい野菜ですが、皮や実が非常に硬いので、カットするのが大変ですよね。
スーパーなどのお店でも「切創のリスクが高い野菜」とされ、包丁でカットすると危ないので専用のギロチンのような道具を使って加工されます。実は、それでも加工時にケガをするスタッフが年に数人出ています。
家庭には普通そんな道具はないので、包丁でカットしている方が多数だと思いますが、力尽くで切ろうとすると包丁の刃先が滑ったり、刺さった包丁が抜けなくなったり、とても危ないですよね…。
そんなキケンなかぼちゃのカット問題。これを解決してくれるのは「電子レンジ」です!
「野菜は生のままカットしなきゃ」という発想を転換し、先にレンチンして火を通し、柔らかくしてからカットしよう、ということですね。
かぼちゃのレンチンカット術!
かぼちゃ1玉の場合、耐熱皿に乗せて600Wで5分を目安にレンチンしてください。
レンジの種類やかぼちゃの大きさによって、加熱部分に偏りが出るので、途中で上下をひっくり返しながら、レンチン時間を調整してください。
加熱したら、普通に包丁でカットするだけです。かなり柔らかくなるので、切りやすくなりますよ。
1/4などにカットされているかぼちゃの場合は、ふんわりラップをかけて、レンチン時間を短めに設定してくださいね。
ちなみに1/4カットの方は600Wで3分加熱してみました。
かなり柔らかくて切りやすい…というか崩れました(笑)。ちょっと加熱しすぎましたね。もう少し硬めのほうが切りやすいです。何度か試してみて、ベストなレンチン時間を見つけてみてください。
これで、かぼちゃを切る際のケガのリスクがぐーんと下がります。ぜひ試してみてくださいね!
数分でホロホロ♡「レンチンかぼちゃの煮物」
レンチンしたかぼちゃは、もちろんそのまま調理してOK。というより、加熱しているので日持ちしません。早めに調理をしていきましょう。
レンチンで皮と実を楽々カットした後、さらにちょっと加熱するだけで作れる超簡単な煮物を紹介します。
材料
かぼちゃ(Mサイズ)…1/4個
かつお節…適量
[A]
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ2
みりん…大さじ1
砂糖…小さじ1
水…100ml
作り方
1. かぼちゃをレンチンで柔らかくして、一口大にカットする。
先ほど600Wで3分加熱したかぼちゃを一口大にカットしていきます。皮はまだ硬いですが、実はもうそのまま食べられそうなくらいに柔らかくなっています。
2. 耐熱容器に[A]をすべて入れて混ぜる。
3. かぼちゃを2の容器に入れる
4. 600Wのレンジで5分加熱する。
カット前にレンチンで一度加熱していますが、しっかりと味をしみこませるためにもう一度加熱します。レンチン後、かぼちゃに箸が刺さらないなら追加で加熱しましょう。
5. レンジの中で5分蒸らし、かつお節をかけたら完成。
すべての材料を容器に入れてレンチンするだけなので、めちゃくちゃ簡単に出来上がります。
なのに、長時間煮込んだようにかぼちゃがほろほろで、たれが染みていておいしいですよ!わたしもよく作っているので、気になる方は試してみてくださいね。
これから出回る熟成かぼちゃをたっぷり食べて~
多くのかぼちゃは夏季に収穫されますが、実は収穫後すぐの新鮮な状態で食べてもおいしくありません。
かぼちゃは収穫してから2週間〜1か月以上、適切な環境下で追熟することで、でんぷんが糖に変わり甘味が増しておいしくなるんです。
だから、かぼちゃがおいしくなるのはまさにこれから!
切りにくいからと敬遠せず、ぜひ今回紹介したレンチンワザで楽々調理して、甘いかぼちゃをたっぷり食べてくださいね!
配信: あたらしい日日
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