こんにちは!東京都八王子市・中西ファームの管理栄養士ファーマー・荒井です。もうすぐハロウィンですね。ハロウィンといえば、かぼちゃですが、わたしとしては新顔のキュートな形をした「バターナッツかぼちゃ」を推したい!なぜなら、今回紹介する「丸ごとかぼちゃプリン」が絶品すぎるからです♪普通のかぼちゃより調理しやすいので、お子さんと一緒に作るパーティースイーツにピッタリですよ~♡
食べ方がイマイチわかんない「バターナッツかぼちゃ」は切って焼くだけが至高♪濃厚なめらか~♡【農家直伝】
最近ではスーパーでもよく見かけるようになった「バターナッツかぼちゃ」。名前の由来通り、バターのような濃厚でねっとりした食感と、ナッツのような風味が特徴です。
かぼちゃってお菓子作りによく使われる野菜ですけど、バターナッツかぼちゃは特に向いてると思います。
その理由は、繊維質が少なくて甘みが強いから!
普通のかぼちゃよりも水分が多く、加熱するとなめらかな口当たりに。
ペーストにしやすいから、生地やクリームに混ぜ込みやすいんです!
レシピではきび砂糖を使用することで、バターナッツかぼちゃ本来のやさしい甘みや風味が活かせるようにしています。
それではさっそく作っていきましょう!
なめらかで濃厚な甘さ♡「バターナッツかぼちゃ丸ごとプリン」
材料(作りやすい分量)
バターナッツかぼちゃ…約500g(小サイズなら1個、中サイズなら1/2個)
卵…1個
きび砂糖…大さじ3
牛乳…100ml
生クリーム…50ml
デーツシロップ・黒蜜・メープルシロップなど…お好みで
作り方
1. バターナッツかぼちゃを縦半分に切り、スプーンでワタと種を取り除く。そのままラップに包み、600wの電子レンジで10分程柔らかくなるまで加熱する。
竹串がスッと通ればOK。下まで貫通しないように注意してくださいね!
2. 1のラップを外して、スプーンで皮から約1cm厚さを残してくり抜き、器を作る。果肉は取り分けておく、
結構柔らかいので、くり抜く時もそっと作業するのがコツです。勢い余って皮を破かないようにしましょう!
3. 牛乳とくり抜いた果肉をミキサーやブレンダーで滑らかになるまでよく混ぜる。
ミキサーやブレンダーが回りづらかったら牛乳を少し足してくださいね。
4. 卵、きび砂糖、生クリームを加え、再びミキサーやブレンダーで混ぜ合わせる。2のかぼちゃの器を耐熱皿に移して、液を流し入れる。
アルミホイルで段を作って高さが水平になるように調整すると、液の偏りを防げます。
5. 天板に沸騰したお湯を2cm程入れ、その上に4を置き、150℃で予熱したオーブンで30~40分焼く。
表面が固まり、揺らしても液がこぼれなくなればOK。不安な方は竹串で刺して、液体が付いてこないか確認してください。
6. 焼けたら粗熱を取って、冷蔵庫で約1時間冷やして完成。お好みでシロップや黒蜜をかける。
美しいオレンジ色が、加熱することでさらに際立ちます。
かぼちゃ自体を器にすることでインパクトが出ます!半分に割るだけで見栄えするので、パーティーなどのイベントにももってこい!
スプーンですくってみると、果肉がずっしり詰まってるのが分かって、思わずニヤリ♪
食べてみると、硬めプリンのような食感でバターナッツかぼちゃのやさしい甘さが口いっぱいに広がります!器のかぼちゃも一緒に食べると、かぼちゃの濃厚さがアップして贅沢なお味に。あまりのおいしさに、食べた後は薄皮しか残りませんでした。
工程は多めですが、一つ一つの工程は簡単なのでお子さんと一緒に作るところからやってみるのも楽しいですよ♪
プリン液が余ったらカップに入れて一緒に焼いても。ココット型を使うとまた違った雰囲気になります。ホイップクリームなどで飾り付けするのもおすすめです。
こういう風に余ったものって、作った人の特権的な感じでいつも自分で食べちゃうんですけど、より一層おいしい気がするのは僕だけですかね(笑)。
見た目も味もハロウィンにぴったりな、バターナッツかぼちゃ丸ごとプリン。
ぜひパーティーのデザートに作ってみてください!
中西ファームと地域の子どもたちの交流〜2023年〜
毎年、地域の小学校から3年生の子どもたちが見学に来てくれる中西ファーム。今年も7代目が全力でギャグによるおもてなし…もとい、農業について楽しく説明させてもらいました!
近い将来、この中からネクストファーマーになる子が出るかもしれません♪
こちらは毎月キャンプで中西ファームに来てくれている、インターナショナルプリスクール&アフタースクールの子どもたち。
「野菜は好きじゃないけど、マサキ(7代目)の作る野菜は食べる」という感動の一言に、思わず涙目の7代目。農家冥利に尽きますね!
そして今年は新たな取り組みも!
中央大学の学生さんの手によって、中西ファームの野菜が子ども食堂に届けられました。規格外で売り物としては出せないけれど、十分おいしく食べられる新鮮野菜(と僕らの愛)をたっぷり詰め込んでお届け。形がちょっと変わっていたり傷があったりしても、おいしいものはおいしいのです。たくさん食べて大きくなってくれ~と畑からエールを送りました!
中西ファーム
東京都八王子市で江戸時代から続く農家の7代目、中西雅季さんを中心に、4ha(ヘクタール)の農地で年間約100種類の野菜を栽培している農業法人。「みんなが自然に集まり楽しめる農園」を目指し、毎週土日の直売会で販売するほか、マルシェ(農産物などの販売市)にも積極的に参加。レンタルスペース「雑荘」など、農業の枠にとらわれない活動も注目を集めている。
詳しくは公式SNSをチェック。https://www.instagram.com/nakanishi_farm/?hl=ja
配信: あたらしい日日
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