【スキンケアのやり方】正しい美肌ケアと間違いやすいポイントを解説!

スキンケアは、肌を健やかに保ち、美肌に導くためには欠かせません。ところが、良かれと思ってやっていたことが実は勘違いだったということも…。この記事では、スキンケアの思い込みや勘違い、理想の肌へ近づく正しいスキンケア方法について解説します。

【スキンケアのやり方】間違いやすいポイントも解説

まずはスキンケアの基本的なやり方ができているか、確認しましょう。間違いやすいポイントについても解説します。

クレンジング

朝のスキンケアにクレンジングは必要ありませんが、夜のスキンケアはクレンジングから始めます。

まずは手をきれいに洗います。手にクレンジング剤を適量取り出し、肌をこすらずにやさしい力でメイクになじませます。オイルタイプのクレンジング剤などはぬれた手や顔に使うと十分な効果が得られないので、クレンジング剤は商品の記載に従って使いましょう。

また、量が少なすぎるとメイクの落ちが悪くなるだけでなく、肌に負担もかかりやすくなるので、商品に記載している適量を守りましょう。クレンジング剤がなじんだらぬるま湯で丁寧にすすぎ、清潔なタオルをやさしく顔に当てるようにして水分をふき取ります。

【間違いやすいポイント:長い時間肌にのせておいても良い】
クレンジング剤は油性の汚れを落とすもの。長時間肌にのせていると、自分の肌の皮脂もとりすぎてしまいます。マッサージ用と明記されているもの以外は、クレンジングを長時間肌にのせないようにしましょう。

洗顔

洗顔は、夜のクレンジング後または朝の最初のスキンケアとして行います。

清潔な手に洗顔料を適量取り出し、ぬるま湯を加えながらキメの細かい泡を作ります。手で泡立てるのが難しい場合は、泡立てネットなどを使用しましょう。できあがった泡を額、両頬、鼻、あごの5カ所にのせて、皮脂の多い額、鼻、あごの順になじませ、最後に乾燥しやすい目元や両頬、口元にさっとなじませます。

洗い流すときは肌をこすらず、手で泡を転がすように洗いましょう。泡が残らないようにぬるま湯で丁寧にすすぎ、洗い終わったら清潔なタオルを顔にやさしく当てるようにして水分をふき取ります。

【間違いやすいポイント:熱いシャワーですすぐ】
洗顔では基本30℃~36℃くらいのぬるま湯を使用してやさしく洗いましょう。熱すぎると毛穴が開き乾燥を招く原因になります。入浴時に洗顔をして熱いシャワーを直接顔に当ててすすぐのは、肌に負担がかかるのでやめましょう。

反対に、水の温度が冷たすぎると毛穴が閉じてしまい古い角質や汚れが落としにくくなりますので、「夏は冷たい水で洗顔をする」というのもNGです。

化粧水

洗顔後すぐに行いたいのが化粧水の塗布。化粧水には肌にうるおいを与え、次に使うスキンケアを浸透しやすくする目的があります。

化粧水を使用するときは、商品に記載している適量を清潔な手のひらにのせ、人肌に温めてから両手で顔全体になじませます。このとき化粧水が手からこぼれそうなら2~3回に分けて使いましょう。最後に両手で軽くハンドプレスして化粧水を角層まで浸透させます。

【間違いやすいポイント:ハンドプレスやパッティングは強くしたほうが良い】
化粧水を肌に浸透させようとするあまり、ハンドプレスの圧力のかけすぎやパッティングのしすぎに注意しましょう。肌表面が刺激によりダメージを受ける可能性があります。やさしい力で軽く行うことが大切です。

美容液

美容液は、美白やしわ予防、うるおい補給など自分が目指す肌になるために使います。一般的に美容液は化粧水と乳液の間に塗布しますが、商品によっては化粧水の前に使用するものもあります。使用するときは商品に記載している適量を清潔な手のひらに広げ、肌をこすらないようにやさしく顔全体になじませます。

【間違いやすいポイント:1回のスキンケアで使う美容液は1種類までに限定する】
「1回のスキンケアで使う美容液は1種類まで」というのは勘違いです。美容液は効果の異なるものを重ね使いしても問題ありません。ただし、2種類を使うときは商品に記載している使用量を変えずにテクスチャーの軽いものから使うと良いでしょう。また、3種類以上使う場合は美容液ごとの効果が十分に発揮できない可能性があるため、朝と夜に分けて使うのがおすすめです。

乳液、クリーム

油分の多い乳液やクリームは、肌のうるおいを閉じ込め、水分の蒸発を防止するために使用します。化粧水と美容液がしっかり浸透した後に適量を顔全体に塗布しましょう。なお、乳液とクリームは乾燥対策のために両方使ってもいいですが、肌の状態や好みに応じて、朝と夜に分けて使うなどもおすすめです。

【間違いやすいポイント:クリームの重ね塗りは意味がない】
元々厚みがありしっかりと肌に残っている形状のものなら重ね塗りの必要はありませんが、なじみの良いものや軽いものなら重ねたほうがいいでしょう。乾燥しやすいところに重ね塗りをすると乾燥対策になります。

知っているつもりで実は間違っている!?5つのスキンケアの勘違い

ここまで、基本のスキンケアのやり方と間違いやすいポイントについて解説しましたが、ここからは、スキンケアの知識に自信がある方でも勘違いしがちな5つのスキンケア方法について解説していきます。

1.化粧水はたっぷりとバシャバシャつけるのが良い

「化粧水はたっぷりの量をバシャバシャ使ったり、重ね付けしたりするとさらに保湿効果が期待できる」と思っている方もいるかもしれませんがこれは間違いです。角層が吸収できる水分の量は決まっています。重ね付けによる効果は期待できず、それ以上つけても肌への摩擦が増えるだけですので、商品に記載されている適量を守りましょう。

保湿効果を高めるなら、水分よりも、成分の浸透力を高めることが大切です。美容成分を効果的に角層まで浸透することができる美容家電を使用するのもひとつの方法です。

2.話題の成分が入っていればスキンケアは万全

新たな美容成分が発見、開発されるなどして、特定の美容成分がトレンドになることもあります。しかし、話題の成分が入っているからと、その後のスキンケアをあまり考えていなかったとしたら、もったいないかもしれません。

気になる成分が、叶えたい肌に合った美容成分であれば取り入れると良いですが、美容成分を効率的に角層までしっかり浸透させることも重要です。例えば、美容成分の浸透を促す美顔器を使うなどして、成分の浸透力を高めていくようにするとさらに良いでしょう。

3.「諭吉コスメ」などと呼ばれる高価格のスキンケア商品は少量でも効果がある

高価格のスキンケア商品は価格相応の美容成分量が入っているので少量ずつ大事に使っていても問題ないと思いがちかもしれませんが、その使い方では十分な効果は期待できないかもしれません。スキンケアは、商品に記載している適量を使うことが大切です。

また、スキンケアは継続することも重要です。もし高価格のスキンケア商品を使い続けるのが難しい場合は、継続可能なスキンケア商品に切り替えるなどして、高分子美容成分の浸透効果を高める美顔器を活用する方法もあります。

4.クレンジングはマッサージも同時にすると良い

クレンジング剤の中にはマッサージ料として使えるものもありますが、クレンジング目的のみの商品でマッサージを行うのは、肌に負担がかかるためやめましょう。クレンジング剤には洗浄効果のある成分が含有されており、マッサージで肌に強い力がかかるのは肌の負担となります。

もし、表情筋を鍛えることが目的のマッサージであれば、たるみケアのできるEMS搭載の美容家電を使用するのもおすすめです。マッサージと異なり、摩擦によるリスクが少なくなります。

5.サロンに通っているので忙しい普段は手抜きでも大丈夫

プロの施術を受けているからと普段のお手入れをおろそかにするのはおすすめできません。美肌を保つには日々のスキンケアが大切です。せっかくの施術をキープする意味でも、普段のケアを手抜きしないようにしましょう。

サロンへ通う間のケアとして、日々のスキンケアの質を高めるには、高浸透ケアやEMSなどのリフトケアを目的とした美容家電などで効率的にお手入れしておくのも良いでしょう。

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