老け顔が一気に解消する「顔面短縮メソッド」とは?
顔のたるみが気になると、顔やデコルテをケアしがちですよね。でも、顔がたるんでしまう根本的な原因は、首と背中の筋肉のかたさや姿勢のゆがみです。なぜなら、顔は首から背中にかけてすべて筋膜でつながっているからです。首や背中の筋肉がかたいと顔の筋肉を下に引っ張ってしまい、顔がたるんで長くなってしまうのです。
また、顔のたるみは、首の位置にも関係しています。肩のラインに対して耳が垂直にあるのが正しい首の位置ですが、首が肩より前に出ていると顎関節が緩みやすくなり、喉から舌の筋肉が弱くなってしまいます。ストレートネックや猫背、マスクをつけた時の口呼吸などが舌の筋肉の衰えにつながり、二重顎や顔のたるみ、シワを招いてしまうんです。
私が考案した「顔面短縮メソッド」は、30種以上ある顔の筋肉をほぐして鍛え、首と背中の凝りを取り除いていくもの。たるみが改善されて顔面が短縮し、さらにリフトアップした後の持続性も高まります。中でも簡単にできるのが「カメレオン体操」。腕を胸の前でクロスして顔を上げて舌を上向きに出し、首を左右に曲げます。首のゴリゴリした筋肉がほぐれていくのが分かるはずです。1日の中でちょこちょこやっていると習慣になり、効果も感じられると思います。
ビタミンCやカロテンはシワ予防などにも最適
老化を食い止めるには食事も大切。緑黄色野菜に含まれるビタミンCやカロテンは、シワ予防などにも最適なので積極的にとるのがオススメです。私が毎日食べているのはブロッコリー。下ゆでをしてから炒めて、ミネラルが多めの塩で味つけをするのが定番です。最近になって、炒めたブロッコリーがこんなにもおいしいことを知りました(笑)。
時々、市販の冷凍ブロッコリーも使っているのですが、生のものと栄養価は変わらないし、本当に便利です。これからの時期によくつくるのは、大好きなれんこんを使った料理。手間はかかるのですが、ハンバーグをつくる時にすりおろしたれんこんを加えるとつなぎになり、うま味が出ておいしいですし、何よりヘルシーですからね。
実は空腹を感じている時は、若返りのチャンスなんです。お腹がすいたと感じてから30分待てば、その間に若返りホルモンとも言われる成長ホルモンが分泌されるからです。ただし、30分以上あけてしまうと飢餓状態になって太りやすくなるので気をつけてくださいね。
Profile
Naoko(ナオコ)
(株)ナオコボディワークス代表。自分でできる骨盤矯正法、おしり筋伸ばしを独自に開発。『寝たままペタ腹!股関節ほぐし』(主婦の友社)をはじめ、著書累計は40万部を突破。
『顔面短縮メソッド』
Naoko 著/主婦の友社
定価:1540円(税込)
◇百菜元気新聞の2023年10月1日号の記事を転載しました。
配信: たべぷろ
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